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【結婚式の撮影プラン】セカンドカメラマンについて


7月に入りました。
少しずつですが、結婚式のムービー撮影のお問い合わせも戻りつつあります。
お問い合わせの中でも、オンラインのお打ち合わせでも『1カメと2カメ、具体的な違いはなんですか?』という質問を多くいただきます。
今回は結婚式の1日を2人のビデオグラファーがチームで撮っていくメリットについて書いていきます。
ウチキフィルムでは「セカンドカメラマン」というプランです。

2人で結婚式を撮るメリット

2人のビデオグラファーで撮るメリットを5つご紹介します。

1. 同じ時間に別々の場所で行われる進行を撮影できる
2. イメージしたシーンがしっかり残しておける
3. 広い会場・大人数のパーティーでも、もれなく撮影できる
4. 撮影制限のある会場でもクオリティを高められる
5. マルチアングルで余興のシーンも臨場感ある映像が撮影できる

以上、5つが大きなメリットです。
もちろん大前提としてほとんどの結婚式は1人でもしっかり撮ることは出来るということはあります。
そのうえでビデオグラファー2人で撮ると『より良いポイント』を説明します。

1.同じ時間に別々の場所で行われる進行を撮影できる

それってどういう状況でしょうか?
これはお手元に結婚式当日の進行表がないと、ちょっと想像するのが難しいかもしれません。

< 実際の挙式前の進行 >
10:00 お仕度上がり⇒ロケーション撮影
10:00 お受付担当ご来館
10:15 お受付開始
10:30 挙式リハーサル
11:00 挙式スタート
 
実際の進行表はこんな感じです。
専門の結婚式場やレストランウェディングではオーソドックスな進行順です。

よく見ると、お2人のドレスでのロケーション撮影と受付の時間が被っています。
その後、お2人のロケーション撮影が終わるとそのままチャペルで挙式リハーサルに入ります。
この時間も受付が同時に行われています。
ロケーション撮影や挙式リハーサルの場所と受付は全く違う場所(フロア自体が別のことが多い)で行います。
これがよくあるく『同じ時間に別々の場所で行われる進行』です。

(1人は屋外でお2人に同行してロケーション撮影)
日比谷パレスロケフォト

(もう1人は会場内で受付の撮影)
日比谷パレス受付

1人での撮影だとフロアの間を行ったり来たりしながら、撮れるシーンを撮っていくという感じになります。
『受付くらい、良いんじゃない?』という人もいれば、『受付のアイテム、全部手作りなんです!』という人もいます。
もし全部手作りなら、ゲストのリアクションはしっかりと映像で見たいんじゃないかと思います。
新郎新婦ご自分たちの近くで起きることも、お2人が見られない受付でのゲストのこともしっかりと残しておきたい!という場合は2人のビデオグラファーが分担しながら撮っていくことおすすめしています。

2. イメージしたシーンがしっかり残しておける

結婚式の準備の時、イメージしているのはどんなことですか?
例えば、ご両親に手紙を書く時に、その時にそれを読んでいる自分の姿よりは聞いているご両親の姿をイメージすると思います。
サプライズの準備をする時、サプライズ自体よりはサプライズで喜んでくれる相手のことを思い浮かべると思います。

例えば、新婦が手紙を読んでいる時は1人なら新婦を撮ります。
なるべくご両親の表情も押さえますが、レストランなど会場が狭く、導線的にベストのポジションに近づけない状況もあります。
2人のビデオグラファ―がいれば、ご両親の姿もしっかり撮っておけて、編集で『きっとこんな表情がみたいんじゃないか?』という瞬間を選んで使うことが出来る。

(一人が手紙を読む新婦を撮ります)
シャングリラ新婦の手紙

(もう一人は新婦の手紙を聞いているご両親を撮っています)
シャングリラ披露宴

他にもサプライズのシーンでビデオグラファーが1人なら、とにかく状況が分かるように撮ります。
2人のビデオグラファ―がいれば、サプライズで驚いたり、喜んだり、見たかった相手のリアクションを狙いすまして撮ることが出来ます。
こっそり進んでいるサプライズの準備の裏側まで撮れることもあります。

このような形でただシーンを記録するだけでなく、2人のビデオグラファーで撮ることで【『見たい!』とイメージしていたもの】をしっかり残しておくことが出来ます。

3. 広い会場・大人数のパーティーでも、もれなく撮影できる

100名以上の披露宴だとパーティー会場のメインテーブルからご両親の座っている席までかなりの距離があります。
もちろんビデオグラファー1人でも撮れないことはないけれど、会場自体が広いので進行の内容を撮りきることで手一杯です。
そういう場合は2人のビデオグラファーで撮影していくことで、進行+色んなゲストの表情を撮影することが出来るので、おすすめです。

大人数でのパーティーになると、導線が限られて会場内での素早い移動が難しい場合もあります。
そういった状況でも、2人で分担することで、大切な瞬間を最良のポジションで撮影することが出来ます。

(100名のパーティーだと、メインテーブルまでは遠めです)
シャングリラボールルーム

4. 撮影制限のある会場でもクオリティを高められる

会場への持ち込み撮影の際に撮影制限がされる場合があります。
一番多いのは、『挙式中はチャペルの席に着席して撮影してください』というもの。
着席撮影のデメリットは、同じ角度の映像が続くことです。
当然、撮れる映像にも限りがあります。
そのような状況では、2名のビデオグラファーが別々のポジションで撮ることによってかなり補うことが出来ます。
撮影制限がほとんどなくなる披露宴では、2人のビデオグラファーで充実の映像が撮れるので、結果的にウチキフィルムのサンプルとして紹介している作品と遜色なく出来上がります。

(着席での挙式撮影はこんな感じです)
コンチネンタル横浜

5. マルチアングルで余興のシーンも臨場感ある映像が撮影できる

2人のビデオグラファーで撮影する効果が一番発揮されるのは、余興の撮影です。
特にゲストによる余興では、会場も大枠の段取りしか把握していません。
蓋を開けてみないと分からないことも多いです。
そういうシーンでは1人のビデオグラファーが記録的に全体を撮り、もう1人が余興をしてくれる人やゲストの表情を撮ることで、ハプニングを含めた記録と臨場感を両立させて撮っていくことが出来ます。

特にダンスなど動きのあるシーンでは非常に活きます!
1人が全体の動きをおさえ、もう1人が動き周り、ダンスの振りをダイナミックに撮ったり、ゲストのリアクションも撮っていく。
そうすることでダンスの素晴らしさも表現できるし、ダンスによって生まれる会場の一体感も表現できます。

(一人は全体が収まるアングルで撮る)
八芳園ダンスシーン

(もう一人は自由に躍動感のあるステップを撮ったり)

(ダイナミックなジンバル撮影で後ろから会場の雰囲気を丸ごと撮ったりすることができます)

以上5点が2人のビデオグラファーで結婚式を撮影するメリットです。
ざっくりまとめると、『2人のビデオグラファーが撮ることで情報量が増えて、それに伴い映像全体のクオリティが上がる』ということになります。

どんな人におすすめ?

メリットを元に『どんな方におすすめか?』を書き出してみます!

・出来る限り質の高い映像を残したい!
・100名以上の盛大なパーティーを予定している
・ゲストをたくさん残しておきたい
・サプライズを企画している
・受付や会場はもちろん、クリエイターまで隅々にこだわって準備をしている
・持ち込み撮影時の制限の多い会場で結婚式を挙げる
・ご友人の余興が楽しみでしっかりと残しておきたい

以上の方に特におすすめです。
極稀なケースでは『会場の形が特殊!』(『柱が多い』や『1階と2階同時に進行できる』)などもあります。

デメリットは?

思いつくデメリットも書いてみます。

・価格が上がる。
2人で撮っていくので、人件費分の価格は上がります。
素材も倍量になるので、編集作業の時間も増えますので、その分も加味されています。

・持ち込み料が上がる可能性がある。
会場によっては、外部スタッフ1人あたりに持ち込み料を掛ける会場もあります。
持ち込み料ではなく、席料での持ち込みの場合も席が2つ必要になるので費用が増えます。

・交通費などのコストが上がる可能性がある。
ご検討の業者が活動しているエリアが会場から遠方になる場合は2人分の交通費や宿泊費が発生します。

いずれもコストの面ですね。
逆にそれ以外のデメリットはありません。

まとめ

以上、『2カメで撮るメリット・デメリット』と『どんな方におすすめか?』について書きました。

色々と説明しましたが、1カメで十分か? 2カメで撮っておいた方が良いのか?の判断は難しいです。
出来上がる映像は1人で撮るより、ビデオグラファー2人の方がより良いものが出来ることは間違いありません。
ただし、コストがかかることも間違いないです。
最終的にはクオリティとコストの綱引きとなることが多いです。

問題はコストと違って、映像のクオリティは数値化できないものであるということ。
結婚式の内容や会場、進行など個別の状況でおすすめかどうか?変わっていきます。

具体的なおすすめのケースについても書きましたが、ご自身で判断されるのは難しいと思います。
カップルの間でも意見が違うことも出てきますよね。
特にサプライズについては、相手には言えない分、理解し合えないこともあるかもしれません。

そんな時は、まずはお気軽にご相談いただくことをおすすめします。
お2人の結婚式について、進行内容、撮影時の制限、ご要望や映像に期待していることを伺った上でアドバイスいたします。
ご相談フォームからお気軽にご連絡ください。

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ウチキフィルム 打木 健司