ウチキフィルム | ウェディングムービー・結婚式エンドロール撮影

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ウチキフィルム7周年

居酒屋ウチキ

8月25日。
先日の土曜日、8月21日にウチキフィルムは7周年を迎えました。
2014年8月20日付けで撮影会社を辞めた次の日にホームページを立ち上げてから、7年が経ちました。
最初はホームページにサンプルもない状態から始まって、知人や会社時代のお客様のご紹介から始まりました。
Youtubeやブログをご覧いただき、お問い合わせをいただくようになるまで約1年くらい。
少しずつムービーの前撮りやドキュメンタリー重視のスタイルを知っていただけて、2016年にはCrazy Weddingやシャングリラホテル東京などに持ち込んでいただけるようになりました。
今でもよくお問い合わせいただく高輪貴賓館やウェスティンホテル東京もこの頃から呼んでいただけるようになりました。
それから2019年までは、多少の波はあれど順調に撮影件数も増やすことが出来ました。
そして2020からの新型コロナウイルスによるパンデミック。
結婚式は多大な影響を受けました。
そんな2020年~2021年のウチキフィルムの出来事を振り返ってみたいと思います。

①地方遠征の増加

2020年のお正月の広島でのご家族・ご親族での結婚式の撮影を皮切りに出張して、結婚式を撮らせていただくことが随分と増えました。
広島、長野、大阪、名古屋、三重、軽井沢、札幌と1年半で色々と行かせていただきました。

前撮りをセットにしたプランしかないウチキフィルムにとっては、前撮りと当日の2回分の交通費がネックでした。
そんなわけで実現する機会は少なかったのですが、昨年から急増しました。

変化の要因は色々とあると思いますが、オンラインでの打ち合わせが背中を押してくれているように思います。
以前は打ち合わせ=対面だったものが、いまはオンラインですぐ打ち合わせが出来る。
実際にお話をさせていただくことで、より具体的にウチキフィルムにご注文いただくことのメリットを知って頂ける。
そのことで出張撮影の実現性が上がっているように思います。

もう一つ、結婚式を当たり前に行える状況ではなくなったということもあると思います。
どういうことかと言えば、当たり前じゃないからこそ、新郎新婦がしっかりと結婚式の本質的な価値を見出す必要があるし、しっかりとその意味に向き合う必要がある。
そのことで当日の映像の価値も相対的に高まるし、映像の本質を見極める目も厳しくなる。
だからこそ、交通費が発生したとしても、よりクオリティの高いオリジナリティのある映像へのニーズが高まっているのかなと思います。

たしかに地方遠征は撮影だけでなく、移動や前後のスケジュール調整など色々と大変。
それでも全国から呼ばれるビデオグラファーになることもウチキフィルムを始めた時の目標のひとつだったので、「大変!」よりは「嬉しい!」がはるかに勝っています。
まずはお気軽にオンラインでお話が出来ると嬉しいです。
出張の場合にどんな感じかというのはブログにも書きましたので、お時間あるときにご覧ください。

・札幌での出張撮影
・軽井沢での出張撮影

②ご家族撮影の増加

昨年、結婚式を撮る機会が減ってしまった時に支えとなったのは、以前のお客様との再会でした。
可愛いお子さまが生まれて、ご家族となった皆様からのご注文を例年より多く頂きました。

結婚式を仕事としている人の中には、どこか刹那的なものを感じている人もいるとは思います。
特に提携会場との仕事だと、打ち合わせもなく撮影当日=結婚式当日にカップルに初めて会って、進行表の通りに撮影するだけで手一杯。
その中で技術の向上だったり、推理に頼った直感が当たることが自己満足のポイントになったりする。
それらは大事といえば大事だけど、全然本質じゃないと思う。

しっかりとしたコミュニケーションこそが結婚式撮影の本質。
人間対人間。
新郎新婦との率直な対話の中から初めて意味のある気付きや閃きが生まれる。
だからこそ、すべてのお客様と前撮りをしています。
2人のことを知るところから全てを始めて、同じ時間を過ごす。
だからこそ当日や編集で気付けることがある。
ムービーのクオリティを高めるためのオペレーションではありますが、それでも人同士。
コミュニケーションが深まれば、当然お2人への想い入れが生まれます。
無事に納品を終えると、少し寂しい気持ちになります。
またいつか会えるといいなと、一つの案件が終わるとそんな気持ちになります。
だからこそ結婚式を撮影したカップルからのご報告を兼ねたお問い合わせは何より嬉しく思っています。
毎年、お会いできるような関係のご家族もいらっしゃることは、深いところで人生を豊かにしてくれています。
もう少ししたら、普段着の2人から結婚式、そして家族になっていく姿を1本の映像にしたいなと思っています。
そして、それが当たり前のような、そんなサービスになっていきたい。

③地元での動画撮影

コロナ禍は結婚式の映像を撮る機会を減らしてしまいましたが、一方で映像自体の需要は高めています。
おかげさまで小規模な映像制作に関して、ご相談いただくことも増えました。
僕が結婚式の仕事をしていることを知っている知人から声を掛けていただけるのは本当にありがたいです。

普段の仕事と違う、いい意味でどこか慣れない感じはあるんですが、楽しく仕事させていただいてます。
大手の代理店の撮影の仕事が何故か舞い込んできたり、グリーンバックの撮影だったり、知人の新たな挑戦のブランディングのお手伝いだったり。
刺激と学びの大切な機会だと思っています。
特に印象に残っているのは、僕の地元でもある藤沢での撮影でした。
以前からのお付き合いがある会社さんから珍しく「好きにやってください!」という嬉しいお話いただき、短納期ですが、一生懸命挑むことが出来ました。
何より子供時代を過ごした街の中にある物語を形にしていくのはとても良い経験となりました。


結婚式以外でも、映像を通して誰かの役に立てるのは純粋に嬉しい。
それが特に社会やコミュニティーのためになるなら、こんなに有意義なことはない。
こういう仕事ももっと積極的に出来れば良いなと思います。

もちろんコロナは災厄。
それでも、せめていい変化のきっかけになることを願っています。

④出産と育児

最後に個人的な話。
以前のブログでも少し書きましたが、今年の4月に一児の父となりました。
コロナ禍ということもあり、立ち会うことも出来ず、退院時にようやく会えるという感じでした。
40歳を超えての第一子なので親バカ全開で毎日を過ごしています。

2019年から始めた不妊治療から出産の準備や育児など、実際に経験して知ることがたくさんあります。
これからの結婚式の撮影だけでなく、人との関わりだったり、モノの見方だったり変わっていくことがたくさんありそうです。
子供の成長を通して、ご家族を撮るときの目線も変わりそうです。
そういった変化、全部ひっくるめて子供が与えてくれるものとして、肯定的にとらえていきたいと思います。

全力で子供を育てながらで仕事を重ねていく、という新たなミッションにも挑んでいきます。
新しく始まった人生を楽しんで、8年目を駆け抜けていきたい。

以上、こんな感じ2020年~2021年を振り返ってみました。
感謝やこれからへの想いはインスタグラムにも書いてますので、良かったらフォローをお願いします!
ポストでは実際に制作している映像、ストーリーでは日常や普段を上げています。

来週こそは北海道ロケ!

延期になっていた北海道ロケが8月31日、9月1日と入っているので、ブログはお休みします。
再来週にはモデルナのワクチンを打ち終えている予定なのでそのご報告をさせていただこうと思います。
これからもウチキフィルムをよろしくお願い致します!

ウチキフィルム 打木 健司