ウチキフィルム | ウェディングムービー・結婚式エンドロール撮影

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湯島天満宮での家族婚の撮影

湯島天神

9月15日。
この一週間は横浜で新しい形のフォトウェディングのムービーを撮影させていただいたり、
大阪で2人の出会った場所や出身大学、思い出のお店を巡る前撮り(ついでに当日の会場下見もした!)など充実した一週間でした。
撮影以外の日はずーっと地味に編集。
映像の編集はどうしても時間が掛かるもの。
すこし時差がありますが、今回は4月に撮影した湯島天満宮でのご家族での結婚式のお話を書いてみます。
(お天気の関係で前撮りが出来ず、だいぶ遅れての後撮りをしたのでゆっくりめの納品でした)

湯島天満宮での家族婚

湯島天神

2月にご家族婚の撮影依頼ということでお問い合わせいただきました。
湯島天満宮は東京でも比較的自由に挙式撮影が出来る神社の一つです。
ウチキフィルムとして何度も撮影させていただいる会場なので、過去のサンプルをご覧になってご連絡いただきました。。
初回の打ち合わせはお2人のお住まい近くのカフェでサービスの全般の説明。
その後、オンラインでもご要望をヒアリングしたりして、当日を迎えました。

ファーストミート

当日は湯島天満宮近くのプロデュース会社でのお仕度の撮影からスタート。
打ち合わせでまず確認したことは、ファーストミートがあるか?
ファーストミートがある場合には気をつけること(=撮影していないところで見ちゃうとか)があるので必ず確認します。
今回のお2人は出来ることはやりたいお2人だったので、僕の確認を受けてファーストミートをすることになりました。

ファーストミート

ファーストミートの段取りですが、会場のルーティンとして決まっている場合以外はカメラマンやビデオグラファーに任せた方が良いです。
段取りのことはプランナーさんの方が詳しいですが、それがどう見えるか?どう残るか?は圧倒的にカメラマンやビデオグラファーの専門分野です。
時にはルーティンを崩した方が画としてよく見えることもたくさんあります。

今回の場合は、お仕度シーンを撮る段階からなるべく室内の電気を消して、窓からの自然光だけで撮影しました。
蛍光灯が点いていると明るいけど、陰影や奥行きのないのっぺりとした映像・写真になります。
電気を消して撮ることで陰影や奥行きが出るし、色も綺麗に写ります。

プロデュース会社の一室ですが、できる限り光が綺麗な状況で撮影することで、下手な結婚式場よりも綺麗に見えることもあります。
そうやってファーストミートまでを撮影させていただきました。

紅差しの儀

もう一つ打ち合わせ中で決まったことがありました。
それが新婦お母さまによる紅差しの儀。
これは和装のお仕度を撮るので、念のための確認でお伺いしました。
それを聞いて新婦が「やりたい!」となって、当日撮影することに。

紅差しの儀

基本、ウェディングプランナーさんやプロデュース会社さんは受け身です。
花嫁が「これをやりたい!」ということには対応してくれるけど、お金が発生しない部分の「こんなことやりませんか?」という提案を積極的にしてくれるところはほとんどないです。
仕事について、人それぞれ考え方があります。
人によっては、言われてないことまで提案して自分を含むさまざまな人の仕事を増やすことを嫌う人もいるかもしれません。

それでも、どうしてそういうことを提案をするかと言えば、いろんなシーンがあるほど出来上がるムービーのクオリティがあがるから。
ひょっとしたら感情が溢れるようなシーンが撮れるかもしれません。
僕が持ち込みで現場に呼ばれるのは、カップルからムービーにクオリティを求められているからです。
そして、それは僕が自分自身に求めていることでもあります。
短い人生で同じ結婚式を撮影するなら、すこしでも良い作品を残したい。
そういう意味で僕はかなりわがままなビデオグラファーなのかもしれません。
とにかく、そんな理由で「確認」という名の「提案」をしています。

挙式前の写真撮影の時間

湯島天満宮は結婚式当日の撮影時間と場所を確保している稀有な神社です。
ひとつは苔のむしたお庭。
湯島天満宮

もう一つは太鼓橋。
湯島天神

もちろん人気の神社なので、そんなゆっくりとは出来ないですが、どちらも和の雰囲気たっぷりで画になるスポットです。
挙式後にご披露宴や会食で急いで移動とかでなければ、すこし境内で色々撮れたりもするので、ご家族婚で写真もしっかり残したい場合にはかなりおすすめな神社です。
わざわざビデオグラファーを持ち込む価値のある挙式会場なので、カップルからご指名いただいているのかなと思います。
そういう視点も会場選び、神社選びに取り入れてみるのもいいかもしれません。

誓いの言葉

湯島天満宮

湯島天満宮の結婚式でも、もちろん正中で撮らないとか、祝詞のときは収録しないと言ったルールはあります。
さらにもうひとつ、神殿の奥=誓詞奏上をする場所には立ち入らないというものがあります。
誓詞というのは、いわゆる「誓いの言葉」です。
2人が一生の誓いを言葉にする。
それはウチキフィルムが映像を撮影するうえで一番大切にしている瞬間です。
その時はご親族と一緒にお2人の背中を見守ることしかできません。
普通に撮影したら、誓詞を読み上げる声もほとんど聞こえません。
それは事前に分かっていたので、新郎にピンマイクを付けていただき、対応しました!
結婚式当日の動画を撮るということは、画はもちろん、音を録る仕事でもあります。
現場で両方の収録を管理するのは、単に画を切り取るセンス以上に経験がモノを言うこと多々あります。

そんなわけで当日のポイントをかなり絞って紹介しました。
お2人が11月末にご披露宴予定で、そこで映像を上映していただけるそうなので、そのくらいのタイミングで映像もご紹介できれば良いなと思います。

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新プランもご用意して、ますます幅広く新しい提案をしています。
まずはお気軽にご相談のご連絡からお待ちしております。

ウチキフィルム
打木 健司