ウチキフィルム | ウェディングムービー・結婚式エンドロール撮影

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2人だけの結婚式〜北海道・美瑛での撮影〜



9月29日。
もうすぐ緊急事態宣言が終わりますね。
緊急事態がすでに日常すぎて、緊急事態じゃないと逆に非日常という皮肉も聞こえてきそうな2021年。
この期間、飲食業界や旅行業界と同様にダメージを受けたウェディング業界。
オンラインウェディングとか、さまざまな可能性の模索がなされました。
一時の話題作りで終わりそうなものもあれば、定着しそうなものもあります。
フリーランスとしてはオンラインでの打ち合わせが最高すぎるので、ぜひ定着してほしいなと思います。
(あと欲を言えば平日の電車移動が少し楽なので、企業のリモート勤務や時差出勤もぜひ続けて頂きたい!笑)

コロナ禍のウェディングの傾向として、顕著なのは「フォトウェディング」の人気です。
結婚式の「前撮り」という、あくまで結婚式本番のための準備の一環という形が多かったものが、「せめて写真だけでも」という切実なものに変わった。
そのことにより逆に予算がかけられるようになったり、こだわりをもって挑むカップルも増えた。
一昔前は考えられなかったドレスを着てムービーだけを撮るような人も出てきた。

そういう状況になると、フォトウェディングとしての進化もあるんじゃないか?と考える。
「ドレス着て、写真撮って」のもう少し先の「特別」があっても良いはず。

そんなわけで今回は先日、北海道撮影させていただいた「2人だけの結婚式」をご紹介します。
ドレスを着て、美しい自然の中を巡る2人だけの結婚式。
結婚式場じゃない、教会や神社でもない、名もない場所でお互いに愛を誓う。
プランナー、フォトグラファー、ビデオグラファーを連れて旅をしながら結婚式をする。
思い出としてはもちろん、写真にも、映像にも残る美しい一日。
「フォトウェディング」ではなく、2人だけで結婚式そのものをやってしまおうというプラン。
まずは出来上がりの映像をご覧ください!


一日の始まり

ファーストミート


最初はファーストミートからのスタートです。
場所は美瑛にいくつかある丘の一つ。
蕎麦の白い花が咲いている景色の中を設定しました。

新婦の仕上がりを待ちながら、新郎とお話をしたり、新郎一人で撮れるカットを撮っていきます。
ファーストミートの時は新郎に事前にピンマイクを付けてもらいます。
やっぱり花嫁になった新婦を見た時の第一声は綺麗に残しておきたい。

準備を終えた新婦の到着したら、ファーストミートのスタート。
今回は背景となる北海道の風景を生かすために30メートル以上は離れて撮りました。
スタッフがすごい離れた分、本当に2人だけのファーストミートになったなと思います。
会話も表情も本当に2人らしいシーンが撮れたと思います。
それに途中で誰も入っていけないので、余韻の雰囲気も良かったと思います。

こういうのは結婚式場はまずありえないです。
(普通の結婚式ではだいたいふり返って、30秒くらいしたらプランナーかカメラマンが声を掛けます)
とても贅沢な時間を演出できたんじゃないかと思います。

そのままお互いに書いてきてもらった手紙を読んでもらいました。
スタッフにもこの一日を大切にしてきた2人の気持ちが伝わってきます。

2人だけだから出来る贅沢なロケーション撮影

ファーストミートの後はロケーション撮影が始まります。
前日にロケハンで見つけた、ちょっと穴場的なお花畑へ。
花畑


9月ということでラベンダーの季節は終わっていましたが、まだまだ綺麗にお花が咲いていました。
こんな景色は北海道じゃないと中々撮れません。

続いて、2人がデートで行ったことのある思い出の場所、富良野にある「ニングルテラス」へ。
今までとガラッと変わって森の雰囲気。
ニングルテラス


こうして、どんどん場所を変えられたり、思い出の場所にもドレスで来られるのは2人だけの良さです。
一通りの撮影をしたら、キャンピングカーで和装にお着替え。
いよいよ一日のクライマックス、結婚式へ向けて移動開始します。

2人だけの結婚式

美瑛


結婚式を行う場所は美瑛の風景や山々が見渡せる場所を選びました。
フォトグラファー、ビデオグラファーが場所を決めるんだから、素敵に映ることは間違いないです。
式の流れは、司会によるコンセプトの読み上げ、誓いの言葉、指輪交換、ウェディングキスという感じ。
とにかく綺麗な風景の中での挙式、太陽と風が2人を祝福しているようなそんな時間。
最後に新郎から新婦へサプライズで手作りの思い出のアルバムをプレゼント。

コロナ禍の前にもt、神社やチャペルで「2人だけの結婚式」というのは撮影したことはあります。
でも、こんな自由でクリエイティブな結婚式は初めて。
即興の部分があったり、クリエイティブな反射神経をフルに使いながら撮影しました。
2人はもちろん、スタッフもやり切った感の結婚式でした!

最後の最後で新郎が新婦に送ったフォトアルバムを物撮りしている時に、2人がデートの度にアイスクリームを食べていたというエピソードを思い出して、最後の最後でアイスクリームを買いに近くの有名なファームへ。(もう閉店間際だったので若干慌てて!笑)
ファーム内でロケをするほどの時間はなかったので、キャンピングカーの中で食べているところを撮影しました。
2人がほっとした感じで、リラックスして楽しんでいて、なんか最高だった。
最後の最後までキャンピングカー大活躍!笑

チームの紹介!

今回はチームでの仕事。
チームの紹介もさせていただきます。
フリープランナーさんからお話をいただいてのスタートでした。

そのプランナーさんがHyggePlanningの笹川りえさん。(司会者でもあるので、映像では挙式部分の司会をしています!)
コンセプトの立案や2人のために色々と手配してくれたのはもちろん、「結婚式には和装が着たい!」という2人のためにキャンピングカーを手配&運転、
着付け出来る場所への移動にかかる時間を減らして撮影時間を増やしつつ、非日常感を演出するというナイスアイデア!
HyggePlanning

フォトグラファーさんはオレンジウッドピクチャーの佐藤健介さん。
結婚式の何回か結婚式の現場をご一緒させてもらったり、僕たち夫婦の写真も撮ってもらったりしている仲良し仕事仲間です。
写真と映像って、色々違うけど、なんだかかんだ相性は大事。
オレンジウッドピクチャー

※ヘアメイク&着付けは現地の方にお願いしました!

今回の撮影はコロナがきっかけでした。
それでもコロナ禍だからというだけでなく、さまざまなカップルに選択肢を提供できるプランになると思います。
いわゆる結婚式に興味がなくても、2人にとっての記憶に残ることをしたい人はきっと多いと思います。
挙式まではしないけど、写真を撮るだけでなく+αで何か心に残るものにしたいという人もいるんじゃないかなと考えています。
色んな可能性を感じる撮影でした。
来年もチームで北海道で撮影するつもりなので、もし気になるという人はお気軽にご連絡ください!

そして実は10月中旬には第2弾として、和歌山に行く予定です。
自然が豊かな地域なので、とても楽しみです。
またその時のことも書けたらと思います!
ぜひお楽しみにお待ちください。

ウチキフィルム 打木 健司