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記録ビデオと当日エンドロールの解説

記録ビデオと当日エンドロールの解説

11月10日。
先週は平日婚礼2件&七五三撮影が重なり、ブログを書けずにいました。
繁忙期につきご容赦ください。

そんな繁忙期、急なご依頼をいただくこともあります。
結婚式当日が近づいて、準備が具体的に進んだり、ご友人のアドバイスがあったりで検討を始めるカップルも多いです。
昔から結婚式の現場で言われることですが、『結婚式の後に残るのは写真とムービーだけ』。

準備をしていく過程での駆け込みのご依頼での多いです。
そんな方々のために今回は結婚式当日のムービーについて解説します。

記録ビデオと撮って出しエンドロール

結婚式当日のムービーは大きく2つに分かれます。

①記録ビデオ
結婚式当日の初めから結びからをなるべく漏らさず、撮影して、最低限の編集を施して納品するものです。
長いものだと2時間くらいの大作になります。

②撮って出しエンドロール
結婚式当日の途中までを撮影して、その場で編集して結びに上映するものです。
納める映像の長さは楽曲1曲分(3~5分程度)。
どこまで収録できるかは業者やプランにより異なります。
エンドロールなので、ゲストの名前が流れます。
(ただし最近は映像を見て欲しいという観点から、名前を流さないパターンも多いです)

他にも後日納品のショートフィルムというのもありますが、今回は割愛します。

メリット・デメリット

①記録ビデオ
まずはメリット
・当日2人が見られないシーンが見られる。
特に当日、新郎新婦が見られないシーンを見ることが出来るのは大きなメリットです。
見られないシーンについて、思いつくようになるのは結婚式の準備の終盤かもしれませんので、僕が思いつくものを挙げます。

シーン1 受付
準備してきたウェルカムスペースに対するゲストのリアクション。
受付はだいたい挙式前か挙式後。
どちらも新郎新婦はお仕度をしているか、写真を撮っている時間になるので、当日見ることが出来ません。

シーン2 披露宴開宴前
これも準備してきたプロフィールブックや席札のメッセージなどに対するゲストのリアクション。
お2人のご入場前なので、当日見ることが出来ません。

シーン3 各種ムービー上映
ムービーは基本的に2人が会場にいないタイミングで上映することが多いです。

シーン4 隣にいる人
これが実は一番なんじゃないかと思っています。
例えば新婦がバージンロードを歩く時に隣にいる人は誰ですか?
そのシーンを想像してみてください。
人生で一番緊張して歩調を合わせて歩いている。
前を見れば新郎がいて、取り囲む席には友人や小さい頃から知ってる親せきがこちらを見ている。
着なれない、歩きにくいドレスをヒールを履いて歩くから足元も気になる。
そんな状況で、隣にいるその人はどんな顔していますか?
腕を組んで一緒にお父さんの表情を見ながら、バージンロードを歩く新婦はいないんじゃないかな。
それだけじゃなく、結婚式の式中に隣に居る彼・彼女はどんな顔をしているか?
一緒にいるけど、お互いの顔を見る時間は指輪交換とキスの時くらい。
なので、隣にいる人の表情を後で見ることが出来るのはかなりのメリットだと思います。

・スピーチなどの音声が残る
特にご友人のスピーチなんかは内容的にも残しておきたいものが多いはず。
声も含めて、その人のことを記録出来るのはとても良い記念になる。
もちろんスピーチに限らず、音があるとないとで臨場感が全然違うし、そのことによってよりその一日を鮮明に思い出せることもあると思います。

デメリット
・つまらない。
身も蓋もなくてすみません。
あくまで一般のイメージです。
映像自体は出来事を一台のカメラで全て撮りきることが目標の映像なので、一般的な映像よりもカメラワークやカット割りのバリエーションは極端に少ないです。
またなるべく全てのシーンを収録している都合上、編集で見せたりするようなものでもないです。
基本的には、「2人が知らない人」が「知らない2人」が撮っているのでドキュメンタリーというほどの作品性はありません。
つまり何が言いたいかと言えば、繰り返しの鑑賞に耐えられるほどの映像としての面白さはないです。

・映り込む
スピーチなどを全部撮るということで、三脚を使って一か所に結構ずっといます。
なかなかの存在感です。
挙式なんかは牧師の隣にずっといます。
手持ちで撮っている時も、基本撮り漏らしの無いように2人の近くにいます。
というわけで、基本ずっと写真に映り込みます。

②撮って出しエンドロール
メリット
・即納品
文字通り、撮って出すので結婚式当日にすぐ見られるのが最大のメリットだと思います。

・映像としての面白さがある(記録映像に比べて)
記録として音声を撮らない分、自由なカメラワークやカット割りが可能です。
そのことによって

デメリット
・途中までの収録
一般にDVDで書き出して上映することが多いので、収録できる範囲はお色直し入場くらいまでが限界になります。
なので、余興とかお手紙のシーンなどの結びまで収録されていません。

・現場の音声は入らない。
基本的にはBGMに合わせて編集するので、現場の音声は収録していないことが多いです。
限られた編集時間で仕上げなければならないという、時間の限界も理由のひとつです。
時間のない中では、どこの音声を使うかという判断は誰もが出来るわけではない。
なので、撮影会社などでは現場の音声は使わないということが一般的です。

気を付けた方が良いこと!

・音楽著作権
記録、撮って出しどちらにも関わってきます。
①記録の場合
記録と言ってもすべてがそのまま残せるわけではありません。
演出時に流された音楽を収録する場合には、権利処理が必要になってきます。
ここでいう演出とは、入場とか、乾杯とか、ケーキ入刀などのことを言います。
権利処理=ジャスラックと日本レコード協会にお金を払うということです。
すべての演出時のBGMの権利処理をすると金額としては大きな額になります。
結局それは記録ビデオの価格に乗っけるしかないわけで、かなりコスパの悪い商品になります。
さらに全ての楽曲が権利処理できるわけではないので、お金だけで解決できるわけでもありません。
そういうわけで、ほとんど業者(ウチキフィルム含む)は演出でBGMが掛かっているシーンは実際の音声をミュートして、フリー音源ないしはライセンスを購入している音源に差し替えているというのが現実です。

②撮って出しの場合
撮って出しで使用するBGMも当然、権利処理が必要になります。
その楽曲はアイサムという結婚式での音楽利用の手続き一括で行っている団体に登録されているものに限られます。
アイサムにすべての楽曲が登録されていれば問題はないのですが、原則CDで発売されてちょっと時間の経った邦楽が主に登録されています。
洋楽に関してはかなりメジャーな(ベタな)楽曲に限られます。
アイサム登録外の楽曲も使用できなくはないですが、手続きが煩雑なので原則お断りというところがほとんどだと思います。
洋楽の場合でアイサム登録外のものは、指値という形になるので金額的に折り合わないことがほとんどだと思います。

・DVD or ブルーレイ
結婚式ではいまだにDVD納品が多いです。
DVDとブルーレイでは画質は全然違うので、もし選べるなら断然ブルーレイがおすすめです。
ちなみにDVDは35万画素、ブルーレイは207万画素。
この先、一生20インチくらいのテレビでしか映像を見ないというのなら、なんとか行けそうですが、結婚式の映像を頼んでいる時点できっと映像が好きな人だと思います。
それならそのうち大きなテレビを買う機会もあると思います。
そういう場合はぜひブルーレイを選んでください。
ただもしデータ納品を頼めるなら、データがベストです。
データが一番きれいですし、今の時代はどこでも見られます。

・友人の限界
写真はプロに、動画は友達が撮ってくれたもので十分というお考えもあると思います。
本当にケーキ入刀とかをちょっと見る分にはそれでもいいかもしれません。
ただ、もし記録として期待するのであれば、それは過度な期待です。
ご友人は三脚を持ってきていないし、ご飯を食べてるし、なにより編集なんかしないです。
それにご友人はご友人で、その場で撮ったことに満足して、意外と本人には送ってくれません。(これは僕の体験談です笑)

・写っているのは自分達だけじゃない
よく「自分のビデオなんて恥ずかしい」なんて話も聞きます。
映像に記録することの本質は、大切な人との時間を残すことです。
別に自分をメインで見る必要は全然ないです。
それは家族とか、将来のお子さんとかがそういう目で見ればいい話です。
自分たちは来てくれた大切な人たちの様子を楽しめば良い。
それが結婚式の映像の正しい見方なんじゃないかなと考えています。

ウチキフィルムと記録ビデオ

最後に少しだけウチキフィルムの商品の宣伝です!笑
ウチキフィルムでは、披露宴の結びまで撮る商品を「ウェディングハイライト」という名前で売っています。
5分のショートフィルムと60分程度の記録映像で構成しています。
記録だけの映像なら、個性はいらないと思いますので、会場提携で一番うまい人が撮った方が良いと思います。
だから、記録映像はあくまでウチキフィルムの個性的な5分のショートフィルムに付いてくるものだと思ってくれたらいいなと思ってます。
ちなみに私服での前撮りも付いてきます。
カップルの一番身近なスタッフとして、当日を撮ることで、2人が記録映像を見た時に人間が撮ったという体温や視点の面白さを感じられるんじゃないかなと思ってます。

撮って出しエンドロールの場合は、オプションで結びまで撮るということもしています。
結びまで撮って、記録映像として編集して後日お渡ししています。
なので、音声もしっかり撮っていますし、当日の編集環境が許せば撮って出しの映像の中に現場の声を使う事もしています。

とにかく、ビデオグラファーとして最後に言っておきたいことは、どんな映像であれ、結婚式を映像に残したいと思えるほどカップルにとって結婚式の価値高まったということが一番大事なことです。
もっと詳しく知りたいという方はぜひウチキフィルムにお問い合わせください!
どうぞよろしくお願いします!

ウチキフィルム 打木 健司