ウチキフィルム | ウェディングムービー・結婚式エンドロール撮影

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ウェルカムスピーチの定型文

ウェルカムスピーチの定型文

3月、だいぶ暖かくなってきましたね。
梅の花が咲いて、次は桜を待つ日々。
桜の花はやっぱり別格で、前撮りも桜に合わせたご依頼が多いです。
そんな春が近づき、カップルとの打ち合わせも増えてきました。
映像のことはもちろんですが、なるべく結婚式全般のご質問や相談にも応えるようにしてます。

【もくじ】
・ウェルカムスピーチについて
・新しい定型文の提案
・ウェルカムスピーチの中身
・最後に

ウェルカムスピーチについて

結婚式について、いろんなご相談いただきますが、新郎からのご相談で1番多いのはウェルカムスピーチについて。
「どんなこと喋るものですか?」ということ。
たまにネットで調べて、ばっちり定型文用意しました!という人もいます。
もちろん、それでも良いけれど、おそらくは定型文以外の部分で詰まってしまうんだろうなと思います。

ビデオグラファーは言葉を大切に撮っています。
現場でどんな撮影していても、ウェルカムスピーチに限らず、スピーチの内容は常に聞いてる。
なんなら撮ってだしの編集しながらも、無意識にスピーチの内容は聞いてる。
当然、後日納品するムービーの編集でも聞く。
社員時代は週4ー5本は記録ビデオの編集をしてたから、ほかの人が撮影したものも2000回は軽く見てるんじゃないかな。
結婚式のスタッフの中でも、スピーチに精通してるんじゃないかなと思っています。
プランナーさんやマナーに詳しい人が書いている記事はもちろんありますが、実際の現場で耳で聞いてるビデオグラファーからの発信をしてみたいと思います。
ビデオグラファーとして、こんなことを言ってくれるとムービーにしやすいし、スピーチとしてもしっかりまとまるよーというテンプレートをお伝え出来ればと思います!

新しい定型文の提案

まずは基本構成!
冒頭は感謝

中身

締めの「よろしくお願い致します」

だいたいこんな感じです。

冒頭の「感謝」と締めの「よろしくお願い致します」はそりゃそうだって感じですね。
そこは定型文でいいんじゃないかなと思います。

初めの感謝は平たく言えば「来てくれてありがとう!」
ちょっとそれっぽくすると「本日は僕たちのためにお集まり頂きありがとうございます」
大切なのはなるべく普段のボキャブラリーの中にある言葉をチョイスすること。
無理に「ご多用のところ」とか「ご参列」とか使わなくても大丈夫。
最初に難しい言葉が並ぶとハードルが上がるし、聞く方も難しい顔をしないといけなくなる。

「よろしくお願い致します」
正直、会話を終わらせる決まり文句を他に知らないので、これは一択ですね。
付け加えるとしたら、「短い時間ではありますが、何卒よろしくお願い致します」
とかですかね。

もちろん冒頭と締めは他にも言い回しがあります。
ただそこを掘る必要性はあまりないと思います。
ウェルカムスピーチでこだわるべきはまず「中身」です。
そこにこそ2人らしさが出るし、結婚式を通して伝えたいメッセージがあるからです。
以下、中身の部分に詰め込む要素を挙げていきたいと思います。

ウェルカムスピーチの中身

中身となる要素は大きくは2つあります。

①結婚式の報告とその時に感じたことや今の気持ちを伝える。
結婚式を挙げた事の報告をするのは、話を聞くゲストの目線をそろえる役目があります。
そのことによって、これからする話が伝わりやすくなります。
特に挙式会場と披露宴会場が別で、披露宴から参加のゲストもいる場合は挙式の報告はしたほうが良いでしょう。

また2人の認識はどうであれ、結婚式は2人のことが大好きな人たちが、2人のために集める場です。
結婚式はそれこそ、そんな2人の人生ハイライト。
その時に2人が感じたことや今の気持ちというのは、スポーツ中継のヒーローインタビューみたいなものです。
ぜひその時その時に感じた事をしっかり受け止めて、言葉にしてみてください。

もし実際の挙式中に何かハプニングがあれば、うまく織り込めると一笑い取れたりもします。

②テーマやコンセプトを伝える。(どんな想いで披露宴を準備をしたか?)
そもそも結婚式にテーマやコンセプトはありますか?
テーマやコンセプトは結婚式を準備する上での価値基準みたいなものです。
「これは素敵だけど、テーマに合わない」とか、「僕たちのコンセプトはこういうことだから、そこから発想するとこんなことをやってもいいね」とか。
そうやって出来上がったのが、結婚式や披露宴なわけです。
そこまで難しく考えなくても、「どんな想いで準備してきたか?」ということでもちろん良いと思います。
それをウェルカムスピーチでゲストに伝えるというのは、これから行われるイベントやすでに目の前にあるペーパーアイテムを読み解く上でのヒントになります。
ゲストにとってはより深く結婚式を楽しめるきっかけになるんじゃないかなと思います。

「感謝」というのは、ほとんどのカップルにとってテーマではあります。
でも、あまりにも普通に使われる言葉なので、正直ちょっとぼんやりして聞こえます。
その場合は、その感謝の意味を明確にすると良いのかなと思います。
誰に対する、何に対する感謝なのか、そもそも感謝というのは2人にとってどんなものなのか。
その認識を2人の中で、雰囲気ではなく「言葉」で一致させる。
そこまで深堀りして言葉にしていくことで初めて、ゲストが聞いた時にちゃんと響くテーマになるのかなと思います。

元々、結婚式にテーマやコンセプトを持って準備をしているというのは、かなり意識高いです。
そういうカップルは、ウェルカムスピーチを改めて考えなくても自然とそれなりの言葉が出来上がってくるとは思います。
ただ何となく2人で決めたテーマやコンセプトを「ウェルカムスピーチ=他者に言葉で伝えるための言葉にする」ことで、より明確に言語化されます。
その作業を通して、テーマやコンセプトが洗練されるし、価値基準としてもより強いものになる。
それはウェルカムスピーチだけなく、結婚式を準備する様々なシーンで有益なものとして作用するはずです。

以上、2点を冒頭の感謝フレーズと締めの「よろしくお願い致します」の間に挟むとウェルカムスピーチは出来上がります。

最後に

言葉がなくても伝わることはもちろんあります。
言葉の意味以上に、話し方や表情の方がはるかに雄弁です。
それでも言葉があるから伝わるものもとても多いし、特にさまざまな属性の人たちが集う結婚式という場所ではとても大切なコミニュケーションツールだと思います。
だから、意味や想いを込めた言葉に感情を込めた話し方や表情が加われば、それだけできっとゲストは結婚式に来てよかったなって思うと思います。
感情を込める!というのが実は1番ハードルが高いことだったりしますが、そこは一生に一度の晴れ舞台、ぜひ頑張ってください!

ちなみに新郎から聞かれることの第2位は、ファーストミートのリアクション笑
「どんな反応すればいいですか?」
それはもう好きにしてください、と思いますが、念のため「できれば、ぜひ感想は一言言ってあげてくださいね」とお答えしてます。はい。

そんなわけで、この度はお忙しい中、このブログを最後までお読みいただきありがとうございます。
繁忙期が始まりつつある中で、電車の中や待ち時間のカフェなどで推敲を重ねて、心を込めて文章をしたためました。
今回のブログは、これからの結婚式撮影を通じて、「たくさんの素敵な言葉に出会えますように」そんな想いを込めて書いています。
そうして、素敵な言葉で満たされた結婚式の撮影の一つ一つをこれから味わっていきたいと考えております。
同時にこのブログが皆様、特に未来の新郎の参考になることがあれば、それ以上の喜びはございません。
乱文・乱筆については繁忙期につきご容赦いただき、今後ともこのブログにお付き合いください。
何卒よろしくお願い致します!

ウチキフィルム 打木健司