ウチキフィルム | ウェディングムービー・結婚式エンドロール撮影

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【結婚式】動画前撮りの撮影場所の選び方

動画前撮りの撮影場所の選び方

6月もそろそろ終わり。
早くも梅雨が明けて、いきなり真夏が来たっていう今日この頃。
最近は春のウェディングのピークが少し落ち着いて、平日は家でずーっと編集。
ちょうどいろんな仕上げのピークです。
5月の結婚式を撮影させていただいたものの後日編集と7月の結婚式で上映するプロフィールムービーやオープニングムービーの編集が重なっていて、なんだかずーーーっと編集しています笑(ありがたいことです!)

そんなわけで今回は短く。
4月にプロフィールムービーを撮影した時に印象的だったことを書きます。

【もくじ】
・2人のルーツを一緒に巡る撮影
・「世界で一番好きな場所」
・動画前撮りのコモディティ化

2人のルーツを一緒に巡る撮影

ウチキフィルムの私服前撮りはお2人に合わせて撮影プランを組んでいきます。
プロフィールムービーの撮影の場合は1箇所でずっと撮るというよりは何か所か思い出の場所を巡ることが多いです。
この時は新郎が青春時代を過ごした高校や大学、新婦が楽しく仕方なかったというお仕事先、両家のご実家、初めて会った場所に一緒に住み始めたばかりのご自宅。(ちょっと周りすぎたかもしれません笑)
それぞれの場所で思い出話を聞いて、編集でまとめていくという手法で制作しました。
当たり前だけど、別々の人生だから2人で行くのが初めての場所ってこともあります。
相手の通った学校へ行って、学生時代に見てきた景色を一緒に見たり、その時の話を聞いたりってことは結構暇な休日でもやらないと思います。
ただそれだけに特別な経験になるし、改めて相手のことを深く知る機会になるんじゃないかなってことで、最近はそういう手法を取っています。
ちなみに今回はお互いのご実家に伺うのも、お互いに初めてというシチュエーションでした。
さすがにこのシチュエーションは初めてだったけど、素敵な時間に立ち会えてよかったです。

・「世界で一番好きな場所」

新婦の実家で生い立ちやご家族のお話を聞いていた時に、不意に新婦が「ここが世界で一番好きな場所なんです」と言ったその言葉がとても印象に残りました。
リビングに大好きな家族がいて、その日にあったなんでもない話をみんなで話す。
ずっとここにいたいと思える場所。
そんなご実家のリビングが「世界で一番好きな場所」。
いま結婚生活を始めたばかりのお2人もいつかそんな場所を作るんだろうなと容易に想像できる。
とても素敵な言葉だし、素敵な人、ご家族だなと思った。
このお2人のプロフィールムービーを作る上で、一番大事な核はこれだと。
その時、自分が感じたことを形にすれば、きっとお2人のことが大好きなゲストも楽しめるはずだし、それが結婚式の時間を使ってプロフィールムービーを上映する意義なんじゃないかなと思いました。

そんな撮影の終わり。
新婦のお父様が新郎が初めておうちに来るというので、一緒にお酒を飲めるとすごく嬉しそうでした。
なんだかその空間にいるのは申し訳ない気持ちもありましたが、同時にとても幸せな気持ちになりました。

・動画前撮りのコモディティ化

結婚式準備の中でも、業者の中でも、実際に映像を見るゲストの中でも、徐々に動画で前撮りをすることもコモディティ化してきました。
ウチキフィルムは8年くらい、担当したお客様のほとんどと動画の前撮りをしてきたので、そういった変化を肌でヒシヒシと感じています。
もうビデオグラファーが前撮りをすること自体は何もめずらしいことじゃない。

それでも誰よりも動画でカップルの前撮りをしてきたからこそ、まだまだ出来ることがあると考えます。
新しいものに進化するというよりは、本質的なものを深化させていくことを目指しています。

ムービーでの私服前撮りの本質は、2人と一緒に人生を振り返る、前撮りを通してお互いの人生のストーリーを共有する、そんな時間を提供することだと今は考えています。
それはただ映像を作るっていう目的を超えた、「2人の関係をより強いものにする体験を提供する」という新しいサービスになる可能性すら感じています。
というわけで、常に新しい気持ちで身を引き締めて仕事をし続けていきます。

「あなたが世界で一番好きな場所はどこですか?」
お打ち合わせの時にぜひ教えてください。
前撮りの場所を考えるときにまずはそんな場所を2人で考えてみてください。
撮影を通して自分にとっては懐かしくて、相手にとっては新しい、そんな時間を一緒に体験してほしい。
お問い合わせ、お待ちしております!

ウチキフィルム 打木健司