8月、暑い日が続いてますね。
ようやくウェディングシーズンも落ち着いたので春の振り返りとして、担当した事例を紹介していきます。
今回は5月に担当したご友人だけのウェディングパーティーの事例をご紹介します。
高校で出会った2人は昨年地元の富山県で家族と結婚式を挙げていました。
改めて今暮らしている関東でご友人を集めてパーティーを開催ということで、記録ムービーの撮影(ウェディングハイライト)のご注文を頂きました。
まずは出来上がりの動画をご覧ください。
【もくじ】
・思い出の母校での前撮り
・写真も撮りました!
・3度目のIWAIさんでの当日撮影
・ご友人だけのパーティーは楽しい
・最後に2人の想いを伝えるセレモニー
・実はこんなこともしてました笑
思い出の母校での前撮り
ウチキフィルムでは結婚式当日を撮影させていただくお2人の思い出の場所や好きな場所で前撮りをしています。
今回、成約前のお打ち合わせでお話を伺った時に同じ富山県出身で、高校からのお付き合いということを伺っていました。
その話を聞いた瞬間に富山に行って、高校で撮影出来たら良いなと思ったのを覚えています。
とはいえ、費用も掛かるし、許可の問題もあります。
お2人に成約後にお送りしたアンケートの回答を待ちました。
アンケートのご回答はお2人それぞれでご回答いただき、撮影場所の希望の欄に新婦から「高校」という言葉がありました。
その言葉を頼りに打ち合わせをして、新郎も「行こう!」となり、撮影許可も無事にOK。
良かった!笑
そんなわけで北陸新幹線で新高岡へ行って、2人と高校へ向かいました。
ただ高校へ行って撮るというだけでも、もちろん素敵なのですが、少しだけリクエストを出しました。
それはウェディングパーティー当日に予定しているお互いへ読む、誓いの手紙を出会った高校の教室で書いてほしいということ。
そうすることで手紙とその中で表現される「誓い」は一段深い意味を持つと考えました。
そんなこんなで高校やその近くの公園だったり、ランチで一緒にお寿司(富山最高!)を食べたり、そんな1日でした。
1日の終わりに2人とお茶をしているときに新郎が「撮影じゃなかったとしても、今日は良い1日だったなぁ」としみじみ言ってくれました。
撮影が楽しいというのも、もちろん嬉しいです。
それ以上に、過ごした1日に価値を見出してくれることが何より嬉しいです。
ウチキフィルムは結婚式の1日だけでなく、2人の結婚そのものを撮りたいと考えています。
だから、2人の未来にいつか思い出してもらえるような、何か意味を持つような、そんな前撮りを理想としています。
写真も撮りました!
そんな素敵なシチュエーションだったので、今年から始めた前撮り時の写真撮影もいつもより撮らせていただきました。
卒業式に2ショットを撮った場所での撮影もしました。
当日の受付でも飾ってくれて嬉しかったです。
3度目のIWAIさんでの当日撮影
ウェディングパーティーの会場はIWAI OMOTESANDOさん。
10年くらい前にオーダーメードのオリジナルウェディングブランドとして、一世風靡したCRAZYWEDDINGさんがオーダーメードを辞めて始めた会場です。
ブログで書くのは初ですが、実はこの時が3回目の持ち込み撮影でした。
一応昨年夏に初めて入った時の映像も紹介しておきます(脱線です!)
いわゆるな結婚式のイメージを取り払おうという心意気の会場なので、自分たちらしさを追求したい人にはおすすめの会場。
スタッフさんの良い意味で堅い感じはなく、自然体な雰囲気の方が多い印象です。
持ち込みにもとても寛容です。
お2人のお仕度中に担当スタッフが集まって、段取りや2人の人柄などを共有する時間も作ってくれるのでコミュニケーションの問題は起こりにくい環境で撮影に臨めます。
会場として特徴的なのは、受付でお手紙をゲスト全員に届けるポスト。
この段階で泣いてるゲストも結構います。
披露宴の結びにみんなで2人へ手紙のお返事を書く時間もあって、ちゃんと形に残るコミニュケーションが取れるのも良いなと思います。
チャペルでの挙式は今回、地元での挙式済みのお2人ということでなかったのですが、選ばれたゲストがはなむけの言葉を2人に送る時間が挙式の冒頭にあります。
形だけの人前式ではなく、しっかりゲストの存在も心に残るスタイルでとても素敵だなと思います。
お仕度が終わって、披露宴会場内で撮影の時間があるんですが、その時間だけで十分なくらい光が綺麗な素敵空間です。
披露宴の中での独特なイベントとしては、ひとつ釜の飯を食べた仲間ということで、釜飯を2人がよそってみんなで食べるイベントがあります。
男性ゲストもお腹いっぱいになる(大事!)し、2人とも話せるし、良く考えられたイベントだなと思います。
プロ目線で地味に革新で大胆なポイントは、2人に1番寄り添ってきた担当プランナーが当日の司会をすること。
飾らない言葉で、2人がどんなことをしたいのかをゲストに伝えるのが、新しいし、構えなくて良いので全体にリラックスした良い雰囲気が生まれるのかなと思います。
業界的に見るとかなり大胆なコストカット笑プロの司会は現場で喋るだけでなく、当日の披露宴進行を固めるみたい役割を与えられている会場もあります。
そういう面ではプランナーと重複してる面もあったりするので、プランナーが司会出来るなら、それもひとつの正解のような気もします。
大きな会場だと、プランナーが何組も担当していて、土日は打ち合わせでパンパンで、さらに新規接客までやってたりするので、そもそもずっと2人の近くで立ち会うことなんて無理な所も多いんじゃないかな。(そういう風に仕事が設計されてない)
そういう意味でも人で「結婚式を選びたい!」2人には本当おすすめの会場です!
事例というか、ほぼほぼIWAIさん絶賛記事笑になってきたので、当日の話に戻ります。
ご友人だけのパーティーは楽しい
ご友人だけのパーティー!迎賓という、会場に入ったらドレス姿の花嫁がいるという流れでした。
壮大な映像が流れたり、演出が行われたりではなく、すぐに会話が生まれていました。
花嫁が可愛いくて、パーティー前に泣いちゃうご友人もいて、なんかすごく良いムードでした。
ご友人を紹介しながら、手紙だけじゃなくて、実際に言葉でも感謝を伝えることが出来る流れで、楽しく心のこもった時間が流れる。
コロナ禍もあって、家族婚だったり、フォトウェディングだったりが大きなトレンドの数年。
それはそれでもちろん良いのですが、改めてお友達と集う機会、おすすめです!
心からそう思える時間でした。
最後に2人の想いを伝えるセレモニー
楽しい時間の最後は少しだけ厳粛な雰囲気。
お互いへの手紙を読み合う時間と指輪の交換。
お手紙は前撮りで富山の高校へ行ったことを踏まえたものになっていて、2人の中にもこの時間と前撮りが同じ文脈で繋がっていてくれてることを感じて、嬉しい瞬間でした。
手紙を読み始める前にアテンドさんが新婦の立ち位置を修正してくれました。
↑修正前
↑修正後
すごい些細なことだけど、修正前だと新婦のお顔だけに光が当たって、新郎が暗くなってしまう。
立ち位置をほんの数十センチ修正することで2人を同じ明るさで撮ることが出来ます。
ダウンライトの会場はとても多いですが、実は光の当たり方という難しさがあります。
光を見てこういう動きや配慮が出来るスタッフ、会場はほとんどないです。
本当助かります!
(結局、IWAIさん絶賛になってしまった笑)
実はこんなこともしてました笑
ゲストが帰った後、芸人のネタのパロディをやりたいというご要望。
将棋の駒の被り物はメルカリで買ったそうです!
さすがはメルカリ!
今年撮った最高のファーストダンス笑
最近メジャーな洋楽がアイサムに登録されることが増えてきたので、金銭的なご負担少な目で、めでたく音楽も含めて完全な形で収録出来ました。
この瞬間だけ持っていったカメラを3台フルに活用してのマルチアングル!
新郎のやりきった感で楽しそうな表情が印象的でした。
最高の一日の終わりでした。
ありがとうございます!
ウチキフィルム 打木健司