ウチキフィルム | ウェディングムービー・結婚式エンドロール撮影

Story about you

2人らしいプロフィールムービーの作り方(結婚式準備)

プロフィールムービーの作り方

あっという間の9月。
7月、8月はプロフィールムービーをカップルと一緒に作ってました。
秋に向けての準備として、この時期に撮影することが多いです。
そんなわけで今回はウチキフィルムらしいなというプロフィールムービーの話。
今年撮ったものはまだ流せないので、昨年の映像の事例紹介をします。
まずはこちらのムービーをご覧ください。


【もくじ】
・2人が表現したいことをサポートする
・プロフィールムービーも撮影する!
・制作工程について
・2人のことを伝えたい

2人が表現したいことをサポートする

この時は2人の出会ってから今の日常についてフォーカスしたムービーというご希望でした。
会社では見せないような、はっちゃけた2人を見てほしいという意図をそのまま映像に出来たかなと思います。
撮影場所はお2人と猫たちが暮らすお家や住んでる浅草や居酒屋、行きつけの観音裏のスナック、本当に半径500メートルくらいの世界。

猫

居酒屋

スナック

その中でいつもの休日に同行して話してもらう。
2人からも『ただただいつもの楽しい週末を過ごしてしまいました笑』という撮影後の感想をいただきました。
撮影してるこちらもただただ楽しかったです。
最後の現場になったスナックではお酒をご馳走になって、ほぼ休日みたいな感じです笑。

気をつけたのは2人が自然に振る舞えるような空気感。
本当にそれくらいで、2人のことを気さくに話してもらいました。
感動よりも、とにかくそのままの自然体。
これがプロフィールムービーかどうかはともかく、2人のことが伝わるムービーであることは間違いない!

それで良いんじゃないかな?
2人が表現したいもののお手伝い、それが僕の仕事です。

ちなみに『2人が出会ってからの紹介をするムービー』も年に2回くらいはご要望あります。
結婚式というフォーマルな場だから、どうせ緊張する。
事前に制作できるムービーだからこそ、リラックスした、いつもの2人を伝えることが出来る。

プロフィールムービーも撮影する!

プロフィールムービーを撮影する?と思う人は今でも多いと思います。
ほとんどの場合、写真を集めてスライドショーのテンプレートにはめ込んで、キャプションをつけてというプロフィールムービーを今でも作っているのが2024年でも現状。
なんとなくゲストもわかっているから、トイレだったりに行きがち。
プロフィールムービーはウェディング業界の中で、最も改善の余地のあるコンテンツのひとつであることは間違いないです。

ウチキフィルムでは始まった10年前からご要望に合わせて、オリジナルのプロフィールムービーを作っています。
2人の思い出の場所やご自宅で撮影して、なんならご実家や職場を訪ねたりもしてきました。
上映した時のリアクションは他ではないものです。
何しろ2人が話してる。
主役の2人が自分の人生や彼氏彼女の話しているんだから、それは席について集中してみます。
信頼してくださるカップルからは「このプロフィールムービーが披露宴のメインコンテンツです!」と言ってもらえることもあります。
そんな可能性のあるサービスなのに、なぜ広まらないのか?

それは作っている自分が一番原因をわかってる。
一言で言えます。
「作るの超大変!」笑

制作工程について

インタビューで作るプロフィールムービーはオープニングや撮って出しのエンドロールと違って、圧倒的に時間が掛かるんです。
(ウチキフィルムの場合ですが)工数が多い。
オープニングムービーなら、ドレスとロケーションが決まっていればいくらでも量産できる。
2人のことを知らなくても良い。
ずっと「新郎さん、新婦さん」って声かけで行ける。
音声も基本BGMだから、フォトグラファーさんでも撮れる。

当日のエンドロールは当日の撮影自体は確かに大変だけど、掛ける限られている。
打ち合わせでご要望を伺って、当日を迎えて、制作して上映すれば、それでおしまい。
緊張感はすごいけど、1日は1日。
「企業案件とか違って、撮って出しは手離れが最高!」とは、ほとんどのビデオグラファーが内心で思ってることであります笑

それに比べて、プロフィールムービーはというと…
まずは2人のことを知らないと話が始まりません。
それがまず、他にない工程。
生まれて育っての環境なんか、人によって違うから、事前に知らないとインタビューとして成立しない。
カメラに向かってしゃべるなんて、そんなにないことだから、2人任せにしてしまうと話しそびれる内容も出てくる。
そこを自然な流れで引き出すようにナビゲートしていく。
ひょっとしたら、プランナーさんよりもはるかに2人のことを知っているっていう場合もある笑

次の工程は、打ち合わせをして、具体的に何を撮るか?を決める。
毎回違う2人と毎回違う、その2人らしいロケーションで撮影します。
1か所で撮ってもつまらないので、何か所か回ります。
そのためのスケジュールを作ります。

撮影はただイメージを撮るわけでなく、インタビューして音声も録ります。
出来上がりは7~8分くらいだけど、生まれた時からのインタビューを撮るので、どんなにぎゅっとしても1人20分くらいは収録している。
合わせて40分以上。
他にも色々なアプローチで毎回違うように撮っていきます。
最近はマイクを付けた状態で、思い出の街や学校などを歩いてもらって感じたことを2人で話してもらうみたいな撮り方が気に入ってます。

そうして編集。
編集、これが多分あんまりこういうサービスを行う人がいない理由だと思います。
インタビューをただ見やすくするだけじゃなく、40分以上の台本のないインタビューを6分くらいにまとめるのはもちろん40分じゃ終わりません笑
さらにそこに写真素材が加わってきます。
インタビューと写真との整合性も考える。
難航するとあんまり言えないレベルで時間かかる笑
逆に時間が掛けられる。
音声があって、映像もたくさんあって、2人の宝物の写真があって、音楽もほぼほぼ自分で決めているからそこも無限に悩める。

撮って出しエンドロールの制作で向かいあうのは2人の結婚式。
掛けられる時間はその結婚式の時間。
プロフィールムービーで向かいあうのは2人の人生。
そこで掛ける時間は作り手が決めることが出来る。
この掛ける時間を自分で決めることが出来るというのは結構苦しいんです。
自分の限界を自分で決めてしまうような、そんな辛さと向かいあうことを日常的に出来るかは自分の中に覚悟を持っているかどうかが問われる。
工数そのものの大変さ以上に、クリエイターとしての覚悟の部分でやりたくないって気持ちはわかる。

そうしておおよそ出来上がったら、フルテロップを入れて完成。
自動文字起こしがここ数年でかなり進化しましたが、とはいえ完璧では全然ないのでこれも大変!笑
でもこれしないとインタビューを紡いだパンチラインが死ぬ可能性があるので、絶対入れてる。

2人のことを伝えたい

結婚式のメインコンテンツは「2人」だと思います。
結婚式には2人のことを大好きな人が集まっているから。
だから、披露宴の映像を担当させていただく場合にはどんな映像であれ、2人のそのまんまを一番良い形で表現したい。
プロフィールムービーをご依頼いただいたときは2つの人生が出会った1つのラブストーリーを伝えたいなと思います。
そんな気持ちでいつでも映像に取り組んでいます。
何よりも2人。
人生を向かいあい、ストーリーを描く、それが僕の仕事。

もしウェディングのコンテンツに困っている人がいたら、全力で言いたい「あなたが最高で最大のコンテンツです」と。
そこから逃げなければ、来てくれるゲストは最高に楽しい。
そんなふうに背中を押したい。
まずは気軽にご相談いただければ、嬉しいです。

ウチキフィルム 打木健司

結婚式エンドロールのウチキフィルムTOP