
今回は先日担当させていただいたクレイジーウェディングさんの新店「クレイジーグランメゾン」での結婚式のエンドロールの制作レポートを書いていきます。
グランメゾンの名前の通り、レストランにチャペルが併設している結婚式場。
場所は横浜、みなとみらいの臨港パークの中にあります。
初めてお邪魔する会場で、私たちビデオグラファーがどのように準備し撮影に臨むのか、その裏側も伝わる発信になればと考えています。
まずは出来上がりの映像をご覧ください。
ウチキフィルムは結婚式のエンドロールでも前撮りをしています。
事前に思い出の場所や日常の風景で「私服での前撮り」を行い、その映像と結婚式当日の映像を組み合わせて制作します。
単なる当日のダイジェストではない、2人の背景が見えるストーリー性のある映像を目指しています。
【もくじ】
・前撮りのプランニング
・ご両家と前撮り
・会場下見と打ち合わせ
・結婚式当日の話
・新しい会場への持ち込み選定のポイント(重要!)
前撮りのプランニング
お問い合わせは昨年の11月頃。
そこではウチキフィルムのサービスについて、オンラインでバーッと説明させていただいて、ご検討いただきました。
成約後も結婚式までは少しお時間があったので、3月くらいから具体的なお話をしましょうか?という感じで進めていきました。
それまでに事前アンケートに答えていただき、3月に入ってオンラインにて本格的なお打ち合わせ。
私服前撮りをするのに、まずはお2人がその時の段階で思っていることをヒアリング。
そこでお話をしてくれたのは「自分達を綺麗に」とか、「かっこよく見せる」とか「自分たち」を伝えるとかは自己満足感出ちゃうのはやりたくないということ。
「それならば」と、まずは2人の結婚式に対する想いから伺うことにしました。
(もちろん事前アンケートで2人の諸々の情報は共有頂いてます)
クレイジーさんの新店ということで、おそらくIWAI OMOTESANDOの結婚式がベースであろうという前提で内容をヒアリングしました。
「ゲストへの手紙書きます?」「ファミリーミートします?」みたいなことです。
IWAIさんの結婚式についてはまとめたブログを先日書きましたので、もしよかったらこちらも読んでみてください。
IWAI OMOTESANDOでの結婚式ムービー 撮影レポート
一通り聞いて、こちらからも提案してまとまったプランは
①両家のご実家(横浜と鎌倉)で親御さんのお話を聞く
②2人で思い出の場所(葉山)でお弁当を食べる
という神奈川縦断ツアー笑でした。
ファミリーミートがあるので、家族の話を聞いておけば、より深い心情が分かる。
2人もそれは聞いてみたいということで採用されました。
とはいえ、僕としては『お2人』の姿も撮りたいですし(笑)、ゲストもそれを観たいはず。
2人を撮るシチュエーションとして、新婦がお仕事でお料理の本を出されているので、その要素を入れ込めるようにご飯を食べるシチュエーションを考えました。
ご両家実家を巡ることを考えると、家の中で食べるよりはお弁当にして屋外で食べたほうが画が変わる。
屋外でのロケーションとして、新郎がアンケートでお答えいただいた「葉山の秋谷海岸(立石海岸)」が採用となりました。
そこで、お弁当を食べるシーンを撮らせてもらうことでまとまりました。
前撮りのアイデアはこちらが一方的な思いつきで生まれるものではなく、本当にこんな風に2人と一緒にディスカッションして作っていきます。
ご両家と前撮り
4月の日曜日。
まずは横浜の新婦のご実家に伺いました。
ご両親に新婦が生まれた時のこと、子供時代、新婦への想い、結婚についてのアドバイスなどなど30分くらいインタビューしました。
時間的にはお昼だったので、新郎のご実家への移動前にご厚意でみんなでご飯を食べて、写真も撮りました。
実は私の自宅からとてもご近所で、地元トークでアイスブレイク出来たので、終始楽しい時間でした。

その後、鎌倉までの移動中に2人の話を聞きながらドライブ。
鎌倉は僕にとっても高校があった場所で、いわゆる同じ学区だったのでこちらでも地元トーク。
ご新郎のお父様は海外でお仕事をされていて、結婚式前日の夜に帰国予定ということで、今回はお母様のインタビューとなりました。
こちらも30分くらいの内容となりました。(お父様には短い時間ですが結婚式当日に心境を伺いました)

その後は葉山の少し先にある秋谷海岸へ。
最初の想定では防波堤に座ってお弁当を食べたり、2人で話してもらおうという段取りだったのですが、白波が立つくらいの風の強い日だったので、急遽方針変更。
2人には車で待機してもらって、さくっとあたりをロケハンして、撮影出来そうなベンチを見つけて移動しました。
その移動中、たまたまそのベンチの辺りに初デートの時に来て、それぞれ写真を撮ったということが判明。
これはもう初デートの時のことを聞くしかないということで、そんな話をしてもらうところからスタート。
他にもこれからのことを聞いて、お弁当を食べてもらいました。
初デートの時に2人の写真を撮ってないから、改めて2人で撮ったりしてもらったりもしました。

会場下見と打ち合わせ
下準備がだいたい整ったところで、初めての新しい会場ということで会場下見に伺いました。
プランナーさんにご挨拶して、会場を当日の流れの順にご案内いただきます。
IWAI OMOTESANDOの系列店なので、そこで実績があることを知っていてくれたので、お互いに安心感を持ちながらお話が出来たと思います。

下見で確認することは当日の動線とオペレーションです。
お支度部屋がどこで、チャペルがどこで、パーティー会場はどこか?
それぞれ何時くらいから入れるのか?
新規の下見はどのタイミングで入るのか?
セッティング後のカメラバッグはどこに置けるか、編集はどこで出来るか、電源はどこから取れるか、などなど。
本当に細かくて、段取りで、クリエイティブなこととかけ離れているようで、クリエイティブでいるために大切なことだと考えています。
当日確認することも出来るけど、事前に知っておいた方が確実に良い仕事が出来る。
色々と現地で確認すると、会場のイメージをはっきりして、撮れる画や実際の使える時間が明確になると、出来ることがかなりの解像度で掴める。
その結果を基に結婚式の2週間前くらいに、2人と改めて当日についてのお打ち合わせをします。
こちらもすべての準備が整った状態で、お話できることでより具体的にイメージをもって共有できる。
数日後の結婚式となったその時に、本当に2人が残したいものは何か?という話を全部出しきってもらって、すべての準備完了です。
結婚式当日の話

当日は会場に7時入り。
ブライズルームで朝の雰囲気を撮りながら、編集のパソコンの準備をしながら、チャペルだったりの雑感を撮っていきます。
お仕度上がりの後にチャペルでの撮影の時間。

ファミリーミートの前にご両親が2人からの手紙を読む時間。

と同時に2人はご両親からのお手紙を読んでました。

実際の対面は笑顔の多い、楽しい時間でした。

挙式直前、ゲストが披露宴会場にそろった所で一斉に2人からゲストそれぞれに宛てた手紙を読む時間がありました。

そして挙式。
IWAIさんの挙式と同様、はなむけの言葉やお互いへの手紙を誓いの言葉など儀式というよりは言葉を伝えるということがメインとなる人前式でした。

披露宴は料理と会話が主役といった感じでゆったりとした流れ。

結婚式の素敵な言葉達をなんとか編集でムービーに入れていきながら、収録はお色直しの入場まで。
無事に仕上がって、上映完了しました。
ところどころの感動ポイントや笑いのポイントにもしっかりリアクションがあり、良い感じで披露宴の結びに繋がったんじゃないかと思います。
お開き後に新婦のお父様に笑顔で握手を求めて頂けて、「ご近所なんでまたそのうちお会いしましょう!」と言ってくれました。
そして、お仕度部屋でお見送りを終えたお2人が笑顔で「最高でした!」と言ってくれて、こちらこそ最高でした笑
その後、オンラインで最終的にダウンロードやストリーミングできるようにVIMEOで納品しました。
その返信に嬉しいご感想を送っていただきました。
『昨日は本当にありがとうございました。
本当に本当に素敵なエンドロールでした。
式が終わった日にも夫婦で見返しながら、笑って見ておりました。
これからも私達夫婦にとって節目となるような大事な日の撮影はウチキ様にまたお願いして今後もまた撮っていただけたら幸いです。
今後ともよろしくお願い致します!』
またお2人だけじゃなく、ご家族ともお会い出来たら本当にうれしいなと思う仕事でした。
新しい会場への持ち込み選定のポイント(重要!)
2026年にオープンした会場ということで、初めて撮る会場へのアプローチも入れ込みながら記事を書きました。
今まさに持ち込みで結婚式のエンドロールのためにビデオグラファーを探している人が不安に思っていることは『注文するフリーのビデオグラファーが初めて撮る会場でちゃんと仕事できるのか?』ということだと思います。
新しい会場、初めて撮る会場での撮影は準備と経験です。
準備段階で出来ることは、『会場下見をすること』やプランナーさんとコミュニケーションをとって、『不明点を可能な限りなくしておくこと』です。
そして経験があることで、下見や打ち合わせで把握した情報から、どこまでのクオリティをゴールに設定すれば、事故なく仕事ができるか?の予測がより正確にできます。
今回の会場のように近隣で系列店があるような場合はその系列での撮影経験も大事な要素です。
『新しい会場だから誰に頼んでも同じ』ではありません。
オープンしたての会場はスタッフの皆様も忙しく、持ち込みカメラマンへの手厚いフォローは難しい場合がほとんどです。
だからこそ、新しい会場に持ち込みで入る場合、ビデオグラファー自身の『経験』と『事前の準備力』が全てを左右すると私は考えています。
今回のクレイジーグランメゾンでの撮影のように、ウチキフィルムでは初めての会場であっても事前の綿密なリサーチと下見、そしてこれまでの経験を活かして、どんな状況でもお2人が安心して1日を楽しめる環境を整えます。
結婚式当日の映像だけでなく、ご家族へのインタビューや思い出の場所での「私服前撮り」を通して、お2人の歩んできた背景がしっかりと伝わる。
そんな、単なる記録ではない「一生の宝物になるエンドロール」を目指しています。
「自分たちの会場でも持ち込みできるかな?」
「こんな映像を作ってみたいけれど、何から相談すればいいかわからない」
そんな方は、ぜひ一度ウチキフィルムにお気軽にご相談ください。
お2人の想いをカタチにするお手伝いをさせていただけるのを、楽しみにしています!
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