ウチキフィルム | ウェディングムービー・結婚式エンドロール撮影

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2019.04.29 八芳園での結婚式

八芳園 / 撮ってだしエンドロール

緑豊かな伝統ある結婚式場で行われた結婚式での持ち込みの撮ってだしエンドロール。
挙式本番やブライズルーム、館内でのロケーション撮影など持ち込みでのビデオ撮影はNGという中でもご依頼いただきました。
丁寧にヒアリングして、前撮りをすることでお2人の想いはもちろん会場の特徴を生かしたエンドロールが制作できました。

【撮影レポート】
会場での撮影制限で当日の撮れないシーンが多い中、それでも前撮りを通して、2人らしい映像を作っていくというウチキフィルムのスタイルを気に入っていただきご依頼いただきました。

撮れるシーンをいかに印象的に見せていくかを考えた時に、中心において考えたのが「アニュアルレター」でした。
アニュアルレターは会場が2人へ提案している、毎年結婚記念日にお互いへのメッセージを書き記して、50年目に1冊の本として完成するものです。
その最初の1ページ目を挙式の直前に交換するというものでした。
前撮りでお互いへのメッセージを書いてもらい、実際に読み上げてもらいました。
お手紙の内容を1つの柱とすることで、八芳園らしさがあり、なおかつ2人の絆をしっかりと伝えることが出来ると思いました。

撮れるシーンからの逆算で言えば、新婦お母様による紅差しの儀とご親族でのお庭での集合写真のシーンがありました。
紅差しの儀をより印象深くするために新婦へのインタビューの中でご両親への想いをお聞きした映像とリンクさせました。
またご親族でのお庭での集合写真は、実は新郎のご両親もまさに同じ会場、同じお庭で撮っていたので、その時の写真と当日の撮影シーンとオーバーラップさせることで親子の絆や歴史を感じさせるシーンにすることができると考えました。
これらのシーンを通して、家族の物語というもう1つの柱を作ることが出来ると考えました。

さらに今回の結婚式で一番の肝となるのが、新郎のおじい様が神前式の祭司をするということでした。
96歳の今も現役で新郎のご実家の神社で宮司を務めているおじい様による神前挙式はお2人の結婚式にしかない大切な要素です。
お2人の交渉の結果、事前のリハーサルや挙式直前のリハーサルを撮影させて頂けるということで、エンドロールを構成する3つ目の柱として組み込むことが出来ました。

前撮りと当日を組み合わせることで3つの柱があったので挙式本番を撮れないとしても、十分に見ごたえのあるエンドロールが出来上がったと思っています。
制限があるからこそ、2人とアイデアを出し合って作り上げていくことで、2人の結婚式のテーマによりフォーカスを当てることが出来たと思います。
これからも自分らしく、2人らしさを追及した映像を作っていきたいと考えています。

撮影時に撮れないシーンは多かったのですが、会場のホスピテリティーは素晴らしく、本当に気持ちよく仕事をさせていただきました。

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