ウチキフィルム | ウェディングムービー・結婚式エンドロール撮影

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コロナ禍の結婚式を撮るということ

コロナ禍の結婚式を撮るということ

2021年7月7日。
七夕ですね。(今気づきました!)
あっという間に今年も半分が終わっていました。
ほとんどの時間が緊急事態宣言下にある中で過ごした2021年の前半。
こうしてブログを書くのは久しぶりとなりますので、乱筆乱文ご容赦ください。

6月の結婚式

取り急ぎ、近況報告ということで6月の仕事の話。
ウチキフィルムとして初の北海道(札幌)に呼んでもらったり、軽井沢の星野リゾート、ブレストンコートに呼んでもらったり。
ありがたいことに遠方からお声がけいただき結婚式を撮影する機会があり、学ぶことの多い日々を過ごしています。

とはいえ、まだまだ緊急事態宣言下の地域もあって、結婚式に関わる仕事をする人間にとってはとても難しい時期でした。
担当した結婚式はどれも昨年や年明けの緊急事態宣言を受けて延期をされた方々の結婚式。
もうこれ以上、延期も出来ない。
延期が出来ないということは、『もう結婚式はしない』ということです。
僕が担当させていただいたお客様は、この時期に結婚式をするということに大きな大きな悩みを抱えていました。

いろんな考えがあると思います。
僕個人としてはまずは『決断した2人に寄り添う』という態度で、この状況に向き合っています。
そもそも『2人の決断に寄り添う』ということは、僕がウチキフィルムを始めた時から仕事の一部としてずっとあることのひとつです。

僕が撮影する結婚式は全て『ビデオカメラマンをわざわざ持ち込む必要があるだろうか?』という問いに対して、
『ウチキフィルムを持ち込んで、特別な映像を残す』という決断をした2人の結婚式です。
その決断がなければ、僕の仕事は成立しません。

だから僕の仕事で大切なことはその決断を常に『正解』にすることです。
それは結果(=出来上がり)が素晴らしいというだけでなく、
打ち合わせや前撮り、当日全ての瞬間において2人の決断に間違いはないと証明し続けること。

もちろん『ビデオカメラマンを持ち込むかどうか?』は
『コロナ禍で結婚式を挙げるべきかどうか?』という問題に比べればかなり些末なことです。
でも、そこには同じく2人の決断がある。
一般的な型から外れるかもしれない決断は、どんな決断も決して簡単なことではない。
だから、法令や条例の範囲内であれば、僕は何よりその決断の側、2人の側に立ちます。
それは僕が仕事をする上での条件反射みたいなものです。
まずは2人の決めたことを肯定して、そこから一つ一つを正解にしていく。
1カット1カット、映像を紡ぐことしかできないけれど、『みんなすごく楽しんでくれてるね』とか『お父さんはこんな風に泣くんだね』という、確かにそこにあったかけがえのない瞬間を残していく。
その積み重ねが『結婚式やって良かったね』と2人が思えることに繋がっていくように。
2人が決めたことを、2人自身が肯定できるように。

本来、人生はどの一瞬もかけがえの時間。
それでも、人生は続いていくものだし、日常の中でその感覚が鈍くなることもある。
だからこそ、家族や今までの友人たちが一堂に集う結婚式はいままでの人生の大切さやかけがえのなさを確認する上でとても大切な一日。
抱え込んだ悩みや苦悩が残ることのないように、僕は全力で素晴らしい一日を『素晴らしかった!』と思えるような映像で残していきたい。

実際に僕自身がこの時期のどんな風に結婚式に向き合ったか、具体的な話は次回以降にゆっくり書いていこうと思ってます。

今年前半最大のニュースは…?

ちなみに全然ブログを書かなかった今年の前半の最大の出来事は…

赤ちゃん

4月に父親になったことです。
今年とかでなく、もう人生で一番嬉しい出来事です。
というわけで毎日絶賛、子育て中です!
そんなことも少しずつ書いていければと思います。
(ご家族の撮り方や姿勢も変わっていきそうです)
今後ともよろしくお願い致します!

ウチキフィルム 打木 健司