2月9日。
2月はウェディング自体は少なめの時期、2023年の春や秋のムービーのお問い合わせの対応を今はメインにしています。
少し余裕も出てきたので、ようやく2022年秋のウェディングのレポート書いていきます。
まずは9月、鎌倉のレストランでの結婚式。
今年から提携させていただいたプロデュース会社さまとの初めてのお仕事のレポートです。
【もくじ】
・ローストビーフのお店・鎌倉山での結婚式
・サプライズのリボンワンズ
・進行の裏側にあった新郎の笑顔
・提携先での撮影
ローストビーフのお店・鎌倉山での結婚式
初めての会場での撮影ということもあり、意気揚々とお2人のお仕度開始時間に会場入りしました。
その日は台風が直撃する予報も出ていた3連休の真ん中の日。
あいにく朝から雨。
到着と同時に台風の影響で東海道新幹線が止まるトラブル発生。
当日大阪から来るゲストが足止めとなる事態となりました。
大阪出身の新郎にとっては、古くからのご友人が来られなくなるというとても大きなトラブル。
2年前の沖縄挙式をコロナの影響でキャンセルしたお2人。
仕切り直して、ようやく迎えた大切な人たちに囲まれるはずのウェディング当日。
予報では、午後には台風の影響もなくなる。
新幹線も事故で止まったわけではないので、本当に数時間待ちさえすれば動き出す。
午後までスタートを待てれば、お色直しくらいのタイミングに間に合うかもしれない。
プランナーチームが会場はもちろん、各所に連絡して調整を始めます。
普通の結婚式場では絶対ありえないことです。
スタッフ・会場としては2時間ならなんとか遅らせることが出来そうとなり、2人もゲストに連絡して、みんながOKしてくれて全体のスケジュールを2時間遅らせてのスタート。
小さな規模のウェディングだからこそ出来た本当に奇跡みたいな出来事。
偶然がいくつも重なったから出来たんだと思います。
スタッフだけでなく、ゲストも対応してくれたことで、2人がいかにみんなから愛されてるかがわかる。
朝イチからなんとも気分の良い奇跡を見せてもらえたので、ちょっといい気分で2時間待機！笑
そんなふうに始まった一日のダイジェストがこちらです！
サプライズのリボンワンズ
素敵な一日の中でも特に印象的だったのが、和装にお色直し後の入場シーン。
新型コロナウィルスの影響でキャンセルになってしまった沖縄での結婚式の装飾にと新婦が用意していたリボン。
そのリボンをどう使うかを迷って、新婦はプランナーチームに委ねたそうです。
プランナーチームから2人へのプレゼントとして、リボンワンズをゲストの人数分手作りして、お色直し入場の演出としました。
その「気持ち」が素敵だなと思いました。
列席のゲストも胸を打たれたようで、そのエピソードを聞いて泣いている人もいて、本当にいろんな人の想いが集まった結婚式だなと感じました。
そして、実際のシーンでは子供たちがにぎやかに盛り上げてくれていて、最高のハイライトになりました！
進行の裏側にあった新郎の笑顔
もう一つ撮れてよかったなっていうシーンをご紹介させてください。
それは新幹線で遅れて到着したご友人と新郎との歓談。
この時は進行で言うと、ガーデンでのデザートブッフェ中。
みんながお庭にでている間、披露宴会場内では遅れてきた2人のご友人がまだお食事の途中。
新郎もそこに残り、3人で乾杯。
新郎が本当に嬉しそうな笑顔で、2時間遅らせて本当に良かったなと思いながらカメラを向けてました。
何気ないけど、この一日の大事なものがこの瞬間にあるように思いました。
進行表にあることを追うだけでなく、いろいろなところに目を向けて、当日に集う想いを形にしていく。
それが結婚式を撮っていくことの楽しみでもあります。
提携先での撮影
そんなわけで2022年の秋は従来通りの「カップルから直接ご依頼いただき、持ち込みカメラマンとして撮影をする」という形だけじゃなく、提携のプロデュース会社さまからのご依頼も担当させていただきました。
提携の場合はプロデュース側の視点でチームとして動くという感じ。
どんな会場？とか、スタッフのレベルという面で、様子を伺うというストレスはないので、持ち込みとはフォーカスする部分はちょっと違うかな。
いずれにせよ、結婚式を撮影する件数がぐっと増えて、いろいろなシーンに出会えること、それがなにより嬉しいです。
今回の、結婚式を2時間遅らせるというスーパーな対応をみせてくれたのは、「湘南プレミアムウェディング」さん。
これから神奈川（湘南や箱根など）や静岡の東側で結婚式、フォトウェディングをご検討のカップルはぜひチェックしてみてください！
今回は以上。
まだまだ実際に撮影したウェディングのレポートたくさん書いていきます！
どうぞよろしくお願いいたします。
ウチキフィルム 打木 健司