昨年11月に北海道で撮影した高校入学の時に出会ったお2人の結婚式。
家族とごく近しい友人を連れて、特にゆかりのない場所でみんなで旅先で結婚式を挙げるというコロナ後の世界らしいウェディング。
以前のような結婚式が少しずつ戻りつつあるけれど、コロナだから生まれたアイデアや楽しみ方が結婚式の世界も少し変えていくのかもしれない。
なんてことをお問い合わせいただいて、お話を伺った時に感じたのを強く覚えています。
そんな2人の結婚式に関東からわざわざ札幌まで連れて行ってもらえました。
まずは出来上がりの動画をご覧ください。
いつも違って、今回はご披露宴の途中までの素材で完成させてました。。
実は後日東京や地元の友たちを集めての1.5次会で上映するのにカラードレスをムービーでは見せたくないということでお色直し前のケーキ入刀までの映像で編集しました。
そんな風にそれぞれの事情に合わせて柔軟に変更できるのはフリーランスでビデオグラファーを雇うメリットです。
もちろんお色直し以降の映像は記録映像として、前半部分も編集し直して納品しました。
全部60分くらいの映像が納品出来ました。
【もくじ】
・前撮りは入籍日!
・手紙という要素
・いざ北海道!
・最高のサプライズは納品の後に
前撮りは入籍日!
前撮りはお打ち合わせの段階で籍を入れていないということだったので入籍日に設定しました。
入籍日は2人のお付き合いの始まった日。
新婦から新郎の第一印象が「変わった苗字だなぁ」というもので、まさにその苗字に変わる瞬間というのは結構ドラマチックだし、面白いタイミング。
なにより入籍を動画撮るなんてめったにないから、それだけで価値があると思います。
入籍自体、画としてはただの事務作業なので、手続きの後に付き合った日のデートで行った水族館にも一緒に行ってみました。
入籍の節目に2人の原点を訪ねる。
そんなことも撮影というきっかけがなかったらないかも。
出会いからのいろんなことを思い出す、そんな日を提案したいといつも考えています。
日常の中の非日常。
2人の引き出しの中にしまってある景色。
その色で2人の結婚を描きたい。
いろんな種類の前撮りが溢れてますが、ウチキフィルムはそんなスタンスで2人と映像を作っています。
手紙という要素
ムービーの中に出てくる手紙という要素は元々はなかった進行で、こちらからリクエストしました。
式前、いわゆる結婚式場の進行で、ファーストミートもロケーション撮影もないということでした。
それが普通といえば普通ですが、2人の想いを伝えあうシーンだったり、感情が溢れるようなシーンがなかなか撮りにくい内容でした。
そこで何か2人らしい要素だったり、気持ちが分かる要素があると良いなぁと考えました。
手紙は少し直接的だから、提案するのは迷いました。
でも進行の中に元々2人からゲストへの手紙を披露宴内で渡すということが決まっていました。
「それなら良いかな」と思い、2人に前撮りの中で手紙を書いてもらい、当日読んでもらうことにしました。
家族婚で穏やかに静かな感じも素敵だけど、「何か」はやっぱりあった方が良い。
2人の想いが2人の中にあった証を動画残したい。
そんな想いから当日に影響することを提案させていただくこともあります。
2人に関する「何か」はきっとやれたら良いなって人も多いと思います。
そんな時に背中を押せたら、最高に嬉しい。
いざ北海道!
11月、結婚式の前日に羽田から飛行機に乗って札幌へ前乗り。
ウチキフィルムとしてはありがたいことに4回目の北海道での撮影です。
出張撮影としては大阪の次に来てる。
当日は2人の来館前に会場下見を一通りさせてもらって、じっくり会場の雰囲気を撮っていきます。
初見の会場ならではの楽しい時間でした。
東京で前撮りした2人と北海道で再会。
出張の時はいつもより細かく、「飛行機乗りましたよ」とか、「会場着きました」とか、なるべく連絡を入れます。
それでも現場で実際に会うことでほっとした感じが伝わってきます。
お仕度が終わったら、お手紙に、結婚式、披露宴と進行が進みます。
ご披露宴後半は北海道らしく雪が舞って、2人もゲストもちょっと盛り上がるという、北海道への旅行を兼ねた結婚式としては最高の演出になりました。
結びはゲストへの手紙が実はテーブルの装飾の中に隠されているという演出からの、家族へ感謝を伝える時間へと自然と感情が動き出す流れになっていました。
お見送りの後に写真撮影の時間が少しあり、最後は会場からお2人へ風船が降ってくるサプライズ。
11月だったので、撮影後は雪の影響もあったのでダッシュで空港まで向かって出張おしまい!
最高のサプライズは納品の後に
納品は年明けとなりました。
納品後、2次会で上映するというお話だったので、ご予定の前の週に念のために会場での再生が出来たかどうかの確認の連絡をしました。
その返信にて急遽、2次会も撮影してもらえませんか?というご依頼を頂きました。
どんな感想の言葉よりも嬉しいご連絡です。
率直に言って、結婚式の動画の価値を伝えることは難しい。
見積もりに入っていなければ、考えもせずに注文しないまま終わることも多い。
何か人生のイベントがその中で動画を撮りましょうというサービスがキチンとあるのは結婚式だけです。
最近は七五三とかも動画を撮る業者は増えてはきたけど、それは本当ここ2~3年の話。
だから想像が出来ないのが普通。
ウチキフィルムをわざわざ見つけて、北海道まで連れてってくださった2人ですら、結婚式は撮ったけど、2次会は別に撮らなくても良いかな?と思っていたそうです。
それが実際に納品されて、観て、考えが変わった。
実際の納品を通して、結婚式の動画の価値に気付いていただけたことを心から誇りに思います。
そんなわけで本当に急遽ですが、スケジュールもちょうど打ち合わせだけという日だったので無事にお受けすることが出来ました。
なんとか前日の夕方に下見も出来て、各種確認も急ピッチで進めて無事に撮影出来ました。
2次会は新郎のバンド演奏もあって、動画撮っておいたほうがいいよ!という内容で撮影しがいがある2次会でした!
そんなわけでひさびさの事例紹介のブログ。
こんな風に自分の感じたことを言葉で伝えていけたら良いなと改めて思います。(月一くらいは)
北海道は飛行機に乗れば、意外とすぐ。
今年の春は西は岡山・広島遠征&大阪、北は富山前撮りが控えています。
遠方の方でもまずはお気軽にお問い合わせください。
ウチキフィルム 打木健司
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