早いもので4月。
桜が開花してようやく春本番ですね。
ウェディングも春シーズンが来ました。
今回は2月に担当したご家族と友人だけの小さな結婚式をご紹介します。
コロナ禍から始めた家族婚プランとしてご注文いただいたので撮影は挙式まで。
それでも2人が初めて出会った場所でも前撮りをすることで、2人らしさや2人の風味?みたいなものが伝わる仕上がりになったかなと思っています。
まずは出来上がりの動画をご覧ください。
【もくじ】
・ホテルウェディングの持ち込み撮影
・特別なキリスト教式
・嬉しすぎるご感想
ホテルウェディングの持ち込み撮影
普段、聖歌隊のお仕事をしている新婦から持ち込みのビデオグラファーとしてご指名して頂きました。
同じウェディング業界ではあるので元々面識があったとかではないので、すごく光栄です。
きっとそれなりにウェディングカメラマンを見てきているだろうから、その分プレッシャーでもあります笑
今回は新郎にゆかりのあるホテルということで、こちらのホテルを選んだそうです。
ホテルでの持ち込みあるあるの美容室支度でお支度シーンは撮影NG。
そういう場合は経験上、パーテーションで仕切られてるだけの狭くて光の設計も特にないことがほとんどなので、あんまり気にしてない笑
(あくまで経験上なので、この会場がどうかはわかりません)
撮影はファーストミートから。
こういうときは定点カメラを置かせてもらって1人2カメ撮影してます。(頑張ってます笑)
音声は新郎のブートニアの裏にピンマイクをつけて撮ってます。
ちょっとした声も良い感じ聞こえるので、心情が残るかなと思います。
新婦の世界観というか、可愛いらしい雰囲気に溢れてます。
その後は館内でロケーションして、親族に挨拶していよいよ挙式本番です。
特別なキリスト教式
今回の結婚式で印象的だったのは、同じく持ち込みで司式をされた牧師先生。
新婦の聖歌隊のお仕事上のお知り合いでした。
その牧師先生が挙式の前に、ほんの数分、両家のご両親から新郎新婦の子供の頃のお話を聞きだして式中のお話に組み込んでいました。
本当にちょっとしたことかもしれませんが、そんなことがあるだけで、型の決まった所謂キリスト教式が、まさにその2人の結婚式に見事に変わっていく。
子供の頃のエピソードだから、どこか可愛らしくユーモラス。
ご両親は式の直前に今まさに結婚式を挙げる息子、娘の子供の頃を思い出すから、挙式中に自然とご両親の瞳に涙が溢れてくる。
お知り合いで、持ち込みでって所はあるかもしれないですが、キリスト教式も牧師先生次第でまったく違ったものになるんだなと認識を改めた時間でした。
結婚式に関わるものとしての発見がありました。
都心のホテルの大切な人たちに囲まれた結婚式にはとてもあたたかな想いが溢れていました。
最高でした!
結婚式は規模に関係なく、2人と関わる人の想いが何より大切。
そういう気持ちでこれからも撮影していきたいと思います。
嬉しすぎるご感想
納品後、嬉しい感想いただけました!
『ご連絡をいただいてからすぐにでも観たかったのですが
2人揃うのが仕事の関係で昨晩だったため、昨晩観させていただきました
ハイライトと記録映像を観終わった直後の感想は『楽しかった~』でした笑
厳粛な雰囲気が後半から一転して笑い溢れる明るい雰囲気に変わる様は私たちふたりらしいもので
打木さんのおかげで大切な宝物を手に入れた気持ちです。
牧師先生から両親へのカウンセリングのシーンや会場の描写等
いつの間に撮ってくれていたのだろうと驚かされるシーンもあって
打木さんが丁寧に撮ってくださったことがとても嬉しかったです
当日の空気感・出来事・気持ちを鮮やかに蘇らせてくれる映像の力ってすごいですね
誰ひとり置いてきぼりにする事がなくて関わってくれたみんなも細やかに映してくださり
見えるもの全てが大好きな空間に仕上がっていてとてもとても満足しております
等身大の自分たち以上に格好良く撮っていただきまして感動して涙してしまいました
これからはこの映像の中の自分に恥じないような生き方が出来ればなと思っています
この度は私たちのために素敵な映像を作ってくださり本当にありがとうございました!』
どんな結婚式も同じものは2つとない。
どこに2人らしさがあるのか、そういうものを丁寧に、目ざとく見つける能力が結婚式に関わるビデオグラファーには必要なんだと思っています。
それは単純なセンスだけではない、経験も必要だし、フラットな価値観も必要。
今回挙式までの短い時間だからこそ、よりわかりやすく違いが伝わったのかなと思います。
実は、誰が撮るか?で結婚式の記録は全然変わるんです。
これからもその違いを示せるように頑張ります。
ウチキフィルム 打木健司