ウチキフィルム | ウェディングムービー・結婚式エンドロール撮影

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葉山ホテル音羽ノ森別邸での撮って出しエンドロール(2022年4月)

葉山ホテル音羽ノ森別邸での撮って出しエンドロール(2022年4月)

8月17日、早いものでお盆も終わりですね。
7月にコロナの影響で娘の保育園が2週間休園するというトラブルがあり、バタバタでしたがなんとか仕上げ作業がやっと一段落。
ブログでは春シーズンの撮影レポート上げていきます。
まずは4月に担当したこちらのエンドロールをご覧ください!
当日、撮って出しで制作した自信作です。


【もくじ】
・打ち合わせ
・逗子海岸とキャンプ場での前撮り
・結婚式のテーマについて
・結婚式当日のレポート
・結婚式が終わって…

まずは打ち合わせ

まずお問い合わせの経緯がちょっとユニークなので紹介させてください。
実はお2人は映像制作のお仕事をされています。
式場を決める際にウェブ上にある会場での挙式の映像を見ていたら、ウチキフィルムのサンプルがいくつかあったので、お2人はてっきりウチキフィルムを会場の提携業者だと思っていたようです。
会場から紹介されるのを楽しみにしてたら、一向にウチキフィルム出てこずに『あれっ?』ってことでお問い合わせをいただきました笑
結構近々(2月くらい)のお問い合わせだったけど、スケジュール空いてて良かった!
そんな事情を教えていただいた初回打ち合わせ。
(初回の打ち合わせは商品説明と持ち込みにおけるリスク説明が中心です。)

その後、「前撮りどうしましょう?」という2回目の打ち合わせをしました。
事前にメールでアンケートを取らせていただいてからお話をします。
映像のお仕事をしているお2人だから、イメージもはっきりしていて、「趣味のキャンプの様子とお住まい近くの海でのお散歩を前撮りしましょう」とすぐ決まりました。
なぜ前撮りをする?とか、ウチキフィルムの映像ってどんなかんじ?というコンセプトを事前に理解してもらえると一気に具体的な話ができるので、よりクオリティが上がります。
ウェディングムービーはどこまで行っても、僕だけの作品ではなく、2人との共同制作。(時にプランナーさんや会場さんともコラボレーションしていく)

逗子海岸とキャンプ場での前撮り

前撮り当日は午前中に逗子駅で待ち合わせて、そのまま歩いて逗子海岸へ。
当日はエンドロールの映像の通り、最高の天気でした。
平日の4月の海は暑すぎず、風もそんなに荒れることなく心地良かった!
2人に歩いてもらったり、インタビューしたり。
新婦は海が好き、新郎はキャンプ好きという感じなので、海では新婦にお話を伺いました。

それから2人の車で葉山のキャンプ場へ。
こんなところにあるんだーっていうくらいの規模で、穴場的な雰囲気でした。
テント立てて、火を起こして、料理作って、一緒にご飯食べて、キャッチボールして、ヤギと遊んで、片づけて。
なんだかんだで半日くらい、のんびりと撮影します。
実際に納品で使用した映像だけを撮ろうとしたら、多分2時間くらいで終わるかもしれないけど、こちらも撮影を楽しみながら時間を過ごさせてもらいました。
前撮りは納品するための映像の「素材」を撮影するための時間だけど、それ以上に「一緒にキャンプに行った人が結婚式を撮影する」という不思議に価値や安心感を感じてもらえると、なにより嬉しいです。

結婚式のテーマについて

前撮りや当日を撮影する上で、結婚式のテーマはいつでも意識します。
今回の2人の結婚式のテーマは「明日世界が滅ぶとしても私はリンゴの木を植える」というルターの名言。
世の中がどうあっても、今日(結婚式の一日)を精一杯楽しもうという意図で決めたそうです。
そんな言葉から、わかりやすいモチーフは「リンゴ!」ってことで前撮りのキャンプでリンゴを食べてもらうという提案をしました。
焼き林檎にしたのは2人のアレンジ。(めちゃめちゃ美味しく出来上がった!笑)
当日のウェルカムスペースにもリンゴのオブジェがあったり、挙式の水合わせの儀式でもリンゴの木が使われていて、前撮りと当日をリンクさせるアイテムとしても象徴的な存在となりました。


結婚式のテーマが具体的で力強いと、作品を提供する作り手としては発想もしやすいし、組み立てやすいので助かります。
映像以外でも、テーマそのものが結婚式準備のいろんな判断をする上での指針になっているので、結婚式そのものに統一感があるものになります。
結果的に映像もまとまりのある、クオリティが高い作品に仕上がる傾向があります。

結婚式当日のレポート

当日は最高の天気でスタート!
葉山の海というロケーションが最高に生きる天気でした。もうこの時点で勝ち戦笑
快晴&朝一は風もなかったのでドローンが飛びました笑
長者ヶ崎

物撮りして、ロケーション撮影。
フォトグラファーさんは何かとご一緒する佐藤健介さんだったので、スタッフ同士、仲良くリラックスした雰囲気で時間が過ぎていきます。
音羽ノ森別邸

挙式は海が見えるスカイチャペルでの人前式。
誓いの言葉は事前に2人から文面を共有していただきました。
そうすることで、事前にエンドロールの構成を準備できるので、より複雑でストーリー性のある撮って出しを作ることが出来ます。
音羽ノ森別邸

披露宴をオーソッドクスの流れの中でも、楽しいスピーチが多く盛り上がっていました。
事前のインタビューで伺っていた、中座で一緒に歩くお兄さんのお話やおじいちゃん・おばあちゃんのお話が上手いことはまってくれました。
その文脈で狙っていたご家族の温かく、かわいい笑顔がたくさん撮れました。

こんなふうに進行の中から盛り上がりそうな要素をピックアップして、前撮りの素材と繋げて広げていく。
その広げ方がビデオグラファーとしての個性になっていくような、進化と深化をウェディングムービーに期待してます。
みんなが動画で前撮りするような時代が来たからこそ、より多くのことを期待したいなと思っています。

結婚式が終わって…

挙式の次の日にデータでも納品しました。
うれしい感想もいただきました。

『あのお時間だけでこれだけのものを作られるって、僕も映像業界の身ですが、感動しました笑
ちょうど妻に実家へ帰っておりましたので、家族で上映会をしまして、両親もとても喜んでくれました。
打木さんにお願いしてよかったです!』

今回のご注文は撮って出し映像と後日納品する60分の記録映像。
披露宴の後半の進行でも素敵なスピーチが続いて、90分くらいの納品になりました。
しっかり編集するので2か月ほどお時間をいただいてます。

そんなこんなで6月には納品が終わり、ご連絡を取り合って、打ち上げを開催することが出来ました。
もちろん現場を一緒に作ったフォトグラファーさんも一緒に、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
結婚式の日の(裏)話をしながら、おいしいお酒をいただきました。
コロナ禍が続いたので、本当に久しぶりでしたが、やっぱり打ち上げは最高でした。
みんなで食べた締めのラーメン笑も最高!
浜虎

結婚式の仕事で1番幸せなことは、結婚式の撮影後もカップルに会えることがだったりします。
当日にわーっと喜んでくれるのは当たり前。
その後も時間を使ってくれることが本当にうれしい。
こんな風な時間をこれからも作っていきたいです!

ウチキフィルム 打木健司