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結婚式の記録ビデオと当日エンドロールの解説

記録ビデオと当日エンドロールの解説

結婚式の準備はだいたい1年前に会場を決めるところから始めることが一般的です。
最初はドレスや衣装を決め、3~4か月前に担当プランナーが決まって、もろもろのアイテムを選んでいく。
そんな中でも、ビデオのご依頼は繁忙期に急に飛び込んでくることがあります。
結婚式当日が近づいて、準備が具体的に進んだり、ご友人のアドバイスがあったりでムービーの検討を始めるカップルも多いです。
特に記録ビデオは親御様がぜひ欲しいということで、直前で追加を検討されたりします。
昔から結婚式の現場で言われることですが、『結婚式の後に残るのは写真とムービーだけ』。

準備をしていく過程での挙式直前の駆け込みのご依頼も多くあります。
(ウチキフィルムで一番直前の事例は挙式の3日前でした!)
そんな方々のために今回は結婚式当日のムービーについて解説します。
※最終追記は2025年12月になります。

【もくじ】
・記録ビデオと撮って出しエンドロール
・メリット・デメリット
・気を付けた方が良いこと!
・ウチキフィルムと記録ビデオ

※2023年9月追記※
エンドロールについてだけまとめた記事を追加しました。
結婚式エンドロールムービー完全解説

記録ビデオと撮って出しエンドロール

結婚式当日のムービーは大きく2つに分かれます。

①記録ビデオ
結婚式当日の初めから結びからをなるべく漏らさず、撮影して、最低限の編集を施して納品するものです。
長いものだと2時間以上の大長編になります。

②撮って出しエンドロール
結婚式当日の途中までを撮影して、その場で編集して結びに上映するものです。
納める映像の長さは楽曲1曲分(3~5分程度)。
どこまで収録できるかは業者やプランにより異なります。
エンドロールと呼ばれる本来の意味は、映像の中で当日に来ているゲストの名前が下から上に流れることから来ています。
(ただし最近は映像を見て欲しいという観点から、名前を流さない場合も多いです)

他にも後日納品でエンドロールと同様にBGMをベースに編集する「ショートフィルム」というジャンルもありますが、今回は割愛します。

メリット・デメリット

①記録ビデオ

まずはメリット
・当日2人が見られないシーンが見られる。
特に当日、新郎新婦が見られないシーンを見ることが出来るのは大きなメリットです。
見られないシーンについて、思いつくようになるのは結婚式の準備の終盤かもしれませんので、僕が思いつくものを挙げます。

シーン1 受付
準備してきたウェルカムスペースに対するゲストのリアクション。
受付はだいたい挙式前か挙式後。
どちらも新郎新婦はお仕度をしているか、写真を撮っている時間になるので、当日見ることが出来ません。
記録ビデオからの切り出し、IWAIOMOTESANDOでの受付シーン

こちらはIwaiさんでの結婚式前の受付、新郎新婦からゲスト1人1人へ宛てた手紙を読む場面です。
2人はこの時、親族と時間を過ごしているので実際には見ることが出来ないシーンです。

シーン2 披露宴開宴前
これも準備してきたプロフィールブックや席札のメッセージなどに対するゲストのリアクション。
お2人のご入場前なので、当日見ることが出来ません。
結婚式の記録ビデオからの切り出し、つきじ治作でのご披露宴前に席札へのゲストのリアクション

こちらはつきじ治作さんのご披露宴開宴前。
席札にメッセージが書かれているとゲストのリアクションを撮るのも楽しいものです。

シーン3 各種ムービー上映
ムービーは基本的に2人が会場にいないタイミングで上映することが多いです。
結婚式の記録ビデオからの切り出し、横浜みなとみらいサブゼロでのプロフィールムービー上映シーン

こちらはお2人手作りでのプロフィールムービーの上映シーン。
自分やお友達が写ってるのを見つけるのはとっても楽しそう!

シーン4 隣にいる人
これが実は一番なんじゃないかと思っています。
例えば新婦がバージンロードを歩く時に隣にいる人は誰ですか?
そのシーンを想像してみてください。
人生で一番緊張して歩調を合わせて歩いている。
前を見れば新郎がいて、取り囲む席には友人や小さい頃から知ってる親せきがこちらを見ている。
着なれない、歩きにくいドレスをヒールを履いて歩くから足元も気になる。
そんな状況で、隣にいるその人はどんな顔していますか?
腕を組んで一緒にお父さんの表情を見ながら、バージンロードを歩く新婦はいないんじゃないかな。
それだけじゃなく、結婚式の式中に隣に居る彼・彼女はどんな顔をしているか?
一緒にいるけど、お互いの顔を見る時間は指輪交換とキスの時くらい。
なので、隣にいる人の表情を後で見ることが出来るのは、実はかなりのメリットだと思います。

・スピーチなどの音声が残る
特にご友人のスピーチなんかは内容的にも残しておきたいものが多いはず。
声も含めて、その人のことを記録出来るのはとても良い記念になる。
もちろんスピーチに限らず、音があるとないとで臨場感が全然違うし、そのことによってよりその一日を鮮明に思い出せることもあると思います。
結婚式の記録ビデオからの切り出し、披露宴でのご友人スピーチ

涙ながらの親友のスピーチはきっと何度見ても泣ける場面、結婚式の価値の本質がぎゅっと詰まってるシーンでもあります。

デメリット
・つまらない。
身も蓋もなくてすみません!
あくまで一般のイメージです。
映像自体は出来事を一台のカメラで全て撮りきることが目標の映像なので、一般的な映像よりもカメラワークやカット割りのバリエーションは極端に少ないです。
またなるべく全てのシーンを収録していることが売りの映像である都合上、編集でかっこよくテンポよく見せたりするようなものでもないです。
基本的には、「2人が知らない人」が「知らない2人」を撮っているのでドキュメンタリーというほどの作品性はありません。
つまり何が言いたいかと言えば、繰り返しの鑑賞に耐えられるほど映像としての面白さはないです。
あくまでも写っている人が全員知り合いということに価値のほとんどがある映像です。

・ビデオカメラマンが他の写真や映像に映り込む
スピーチなどを全部撮るということで、多くの場合は三脚を使って一か所に結構ずっといることが多いです。
すべてをもれなく撮るということで、2人にも近く「良いポジション」に立っていることが多いです。
なかなかの存在感です。
キリスト教の挙式だと牧師の隣にずっといることも多いです。
手持ちで撮っている時も、撮り漏らしの無いように、なるべくぶれないように広角気味で撮りたいので2人の近くにいます。
というわけで、基本ずっと写真には映り込みます。

②撮って出しエンドロール

メリット
・即納品
文字通り、「撮って」「出す(編集して納品する)」ので結婚式当日にすぐ見られるのが最大のメリットだと思います。
結婚式を終えた直後のカップルからは異口同音「あっという間だった!」という感想が漏れてきます。
そんな感情のジェットコースターのような時間を直後に映像で見返すことで、改めて余韻に浸ることが出来る。
それが撮ってだしのエンドロールを注文したカップルの特権と言えるでしょう。

・映像としての面白さがある(記録映像に比べて)
記録として音声を撮らない分、自由なカメラワークやカット割りが可能です。
そのことによって映像としての面白さは生まれます。

デメリット
・途中までの収録
一般にDVDで書き出して上映することが多いので、収録できる範囲はお色直し入場くらいまでが限界になります。
なので、余興とかお手紙のシーンなどの結びまでは基本収録されていません。

・現場の音声はほとんど入らない。
基本的にはBGMに合わせて編集するので、現場の音声は収録していないことが多いです。
限られた編集時間で仕上げなければならないという、時間の限界も理由のひとつです。
時間のない中では、どこの音声を使うかという判断は誰もが出来るわけではない。
なので、撮影会社などでは誰でも作業がこなせるように現場の音声は使わないということが一般的です。

気を付けた方が良いこと!

・音楽著作権

記録、撮って出しどちらにも関わってきます。
①記録の場合
記録と言ってもすべてがそのまま残せるわけではありません。
演出時に流された音楽を収録する場合には、権利処理が必要になってきます。
ここでいう演出とは、入場とか、乾杯とか、ケーキ入刀、余興などのことを言います。
権利処理=ジャスラックと日本レコード協会にお金を払うということです。
すべての演出時のBGMの権利処理をすると金額としては大きな額になります。
結局それは記録ビデオの価格に乗っけるしかないわけで、かなりコスパの悪い商品になります。
さらに全ての楽曲が権利処理できるわけではないので、お金だけでも必ず解決できるわけでもありません。
そういうわけで、ほとんど業者(ウチキフィルム含む)は演出でBGMが掛かっているシーンは実際の音声をミュートして、フリー音源ないしはライセンスを購入している音源に差し替えているというのが現実です。
※2025年12月追記※
追記①
現在はアイサムにて、1件の結婚式の権利処理をまとめて行えるので、実費で25,000円程度で収まるようになっています。
ただしアイサムに登録のある楽曲にのみ限られます。
特に洋楽の楽曲については2025年末現在、残せる楽曲が限られる状況にあります。

追記②
音源を使わない演奏に関しても対応できるようになっています。
具体的には演出としての生演奏や余興での弾き語りなどが該当します。
こちらは日本レコード協会に支払う料金が免除されるので、比較的安価に収録することが可能です。

②撮って出しの場合
撮って出しで使用するBGMも当然、権利処理が必要になります。
その楽曲はアイサムという結婚式での音楽利用の手続きを一括で行っている団体に登録されているものに限られます。
アイサムにすべての楽曲が登録されていれば問題はないのですが、原則CDで発売されてちょっと時間の経った邦楽が主に登録されています。
洋楽に関してはメジャーな(ベタな)楽曲に限られます。(※ベタでもないものも多いです※)
アイサム登録外の楽曲も使用できなくはないですが、手続きが煩雑になるので原則お断りというところがほとんどだと思います。
洋楽の場合でアイサム登録外のものは、指値(=先方の言い値=おおよそ5万円~10万円くらい)という形になるので金額的に折り合わないことがほとんどだと思います。

・DVD or ブルーレイ

結婚式ではいまだにDVD納品が多いです。
DVDとブルーレイでは画質は全然違うので、もし選べるなら断然ブルーレイがおすすめです。
ちなみにDVDは35万画素、ブルーレイは207万画素。
この先、一生20インチくらいのテレビでしか映像を見ないというのなら、なんとか行けそうですが、結婚式の映像を頼んでいる時点できっと映像が好きな人だと思います。
それなら、そのうち大きなテレビを買う機会もあると思います。
そういう場合はぜひブルーレイを選んでください。
ただもしデータ納品を頼めるなら、データがベストです。
データが一番きれいですし、今の時代はスマホにいれればそれこそどこでも見られます。

・ご友人撮影の限界

写真はプロに、動画は友達やご親族が撮ってくれたもので十分というお考えもあると思います。
本当にケーキ入刀とかをちょっと見る分にはそれでもいいかもしれません。
ただ、もし記録として期待するのであれば、それははっきりと過度な期待です。
ご友人は三脚を持ってきていないし、ご飯を食べてるし、なにより編集なんかしないです。
それにご友人はご友人で、その場で撮ったことに満足して、意外と本人には送ってくれません。(これは僕の体験談です笑)

・写っているのは自分達だけじゃない

よく「自分のビデオなんて恥ずかしい」というお話も聞きます。
映像に記録することの本質は、大切な人との時間を残すことです。
別に自分をメインで見る必要は全然ないです。
それは家族とか、将来のお子さんとかがそういう目で見ればいい話です。
ご自分たちはぜひ来てくれた大切な人たちの様子を楽しんでください。
それが結婚式の映像の正しい見方なんじゃないかなと考えています。

ウチキフィルムと記録ビデオ

最後に少しだけウチキフィルムの商品の宣伝です!笑

ウチキフィルムでは、披露宴の結びまで撮る商品を2つご用意しています。
ひとつはドキュメントムービー。
こちら60分~120分程度の記録映像ですが、カメラを複数台使って可能な限りマルチアングルを実現できるように収録します。
とはいえ、しっかりお2人のことを知れるように丁寧にお打ち合わせを重ねますので、ドキュメンタリーと言えるだけの視点を提供します。

もうひとつは「ウェディングハイライト」というサービスになります。
5分のショートフィルムと60分~120分程度の記録映像で構成しています。
こちらには私服での前撮りも付いてきます。
撮影という直接のコミュニケーションを通して、カップルの一番身近なスタッフとして、当日を撮っています。
2人にとってもショートフィルムだけでなく、記録映像を見た時にあの人が撮ったという体温や視点の面白さを感じられるんじゃないかなと思ってます。

もしよかったらショートフィルムも観てみてください。

またドキュメントムービーもウェディングハイライトもすぐに観れて、結婚式の余韻に浸ってほしいという想いから予告編としての1分程度のトレイラームービーを当日から3日以内にデータで納品してます!

※2025年5月追記※
ウチキフィルムの記録ビデオについてセールスポイントをまとめたブログを書きましたので、こちらも合わせてご覧ください!
ウチキフィルムの記録ビデオについて

撮って出しエンドロールの場合は、撮って出しと言いながらもウチキフィルムならではの事前の私服前撮りを織り交ぜて、オリジナリティあふれる仕上がりを提供しています。
当日の編集環境が許せば撮って出しの映像の中に現場の声を使う事もしています。
エンドロールの出来上がりはこんな感じで、そのお2人の結婚式のコンセプトに合わせて作っていきます。
この時はご両親のインタビューが結婚式の結びに、花嫁の手紙のアンサーとして上映されました。

記録とのセットプランもご用意してますので、まずはお問い合わせいただき、お2人にとって何が必要なのか?ヒアリングしていきます。

長くなりましたが、ビデオグラファーとして最後に言っておきたいことは、どんな映像であれ、『結婚式を映像にも残したい!』と思えるほどカップルにとって結婚式の価値高まったということが一番大事なことだと思います。
もっと詳しく知りたいという方はぜひ「ウチキフィルム」にお問い合わせください!
お問い合わせはこちらから

どうぞよろしくお願いします!

ウチキフィルム 打木 健司

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